JICA海外協力隊の世界日記

挑戦に年齢は関係ない

観光が紡ぐ可能性とは・・・

 このたびの台風や地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。また、現在被災地で懸命な救助を行い、尽力しておられる方々に深く敬意を表します。遠隔地ゆえお役にも立てず心苦しく思っております。遠く離れていてもどかしい思いですが、今こちらで出来ることから始めてみようと思います。1日も早く平穏な生活に戻られますことを切にお祈りいたします。

  

 本日は、私の職種についてお話ししたいと思います。私の職種は「観光」なのですが、よくご質問いただくのが、「観光で国際協力って何をやっているのですか?」というご質問です。「観光」という言葉の意味が幅広く、恐らく漠然としているからでしょうか・・・ または、「観光」というと「レジャー」というイメージもあって、「遊び」と「国際協力」?とますます違うイメージを抱かれてしまいがちです。本日はこの場をおかりしまして、私の活動内容と観光が国際協力と結びついていることをご紹介したいと思います。少々長くなってしまいますがどうかお許しください。

 私が配属しているのは、「リビングストン観光協会」というNPO団体で、協会は観光関連企業の熱い心を持ったメンバーから構成されております。観光を通じての地域活性化と人々の幸せに貢献することが目的で、労働改善やサービス向上のためのワークショップ開催やチャリティークルーズの協賛、国内国外に向けてのプロモーション活動を行なっております。協会メンバーの中には学校や職業訓練校を運営している方々もおります。

 私は日本マーケットを担当しておりまして、日本からお越しのお客様の応対や旅行会社様への情報提供、そして少しずつですがSNSを利用して日本に向けて情報発信をしております。今年の5月には「リビングストン観光協会」として西日本最大規模の関空旅博に初出展させていただきプロモーションをすることができました。今月の22日(土)と23日(日)は世界最大級の旅博で東京ビックサイトで開催の「ツーリズムEXPOジャパン2018」のSADC(Southern African Development Community) Embassies のブースでリビングストンをPRさせていただく予定です。普段の仕事の中ではインターネットを通じて日本とやり取りすることが多いので、実際にご来場のお客様にお目にかかることができる貴重な機会に気合が入ります。

 また、ザンビアにはさまざまな職種のJICAボランティアが活動しておりますのでこの特性を活かして、観光と異業種コラボでの企画を組み立て中です。

 リビングストンの観光業界では、日本人は「感性が豊か」と思われております。そして、日本からのお客様にこの街に注目していただけることは「この地に暮らす人々の誇りと自信に繋がる」とこちらでは考えられています。「観光」の意味は、その地域の「光」を「観(み)る」ことと言われておりますが、リビングストンの方々の思いを知ってから、この意味を一層心に刻むようになりました。

 私も以前は、建造物に「日本」や「JICA」と記しを残せる職種が羨ましく思える時もありましたが、今では「人と人との心を繋ぐことができる」この職種を誇りに思っております。

 現在、JICA横浜では、「旅して、恋して、ハッとして!妄想世界旅行-世界の宝をいかす国際協力-」の企画展示を開催しており、リビングストンの展示もあります。

詳細はこちらです。

  ↓

https://www.jica.go.jp/yokohama/event/2018/180803.html 

12月2日(日)まで開催しております。ぜひ、この機会に観光が持っている力を再発見いただけたらとても嬉しいです!!

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