2019/07/16 Tue
生活
「当たり前」は「当たり前じゃない」
お客様から「葉書はどこで買えますか?」とよくご質問をいただきます。SNS時代と言われますが、海外の消印が押された葉書や手紙が届いた時のワクワク感は、SNSでは味わえない感覚だと思います。手に取った時、その消印の街の名前に目が釘付けになったり、差出人が選んでくれた葉書の風景を楽しんだり、海外で貼られた珍しい切手に見入ったり、海を越えて届いたことを労ったり、皆さんいろいろな思いで受け取るのではないでしょうか。
さて、葉書は街中のキュリオマーケット(お土産屋さんが軒並み並ぶアーケード街)や宿泊施設の売店で販売されています。お店にはザンビアに生息する野生動物の葉書やアーティストの方が描いた絵葉書などが並んでいます。
そして、次にお客様よりご質問いただくのが「日本へ葉書を送ると、どのくらいの日数がかかりますか?」という内容です。実は・・・「どのくらいかかるのか、わからない」のが現状です・・・。郵便局の窓口では2週間くらいかかると案内されますが、私も日本へ何度か葉書や手紙を送りましたが、未だに到着していません。現時点でこちらから送って1年4ヶ月以上経っても到着していない葉書もあります。その反対に、日本から仕事の関係で送っていただいた書類は1年と2ヶ月かかって到着しました。蛇足ですが、日本まで葉書の切手代は現在5ザンビアクワチャ(約43円)です。
日本にいる時は郵便物は自宅や職場まで届くのが当たり前だと思いながら生活してきました。しかし、こちらでは、郵便局の窓口に時々確認をしに行くのですが、窓口に担当者がいなかったり、お昼休みの時間が終わっても担当者がなかなか戻ってこなかったり、届いたら電話で知らせてくれると言われたものの、すっかり忘れられていたり、日本では考えられないことが起こります。
悪天候でも、険しい道を山の中までも配達してくださる日本の環境に改めて感謝をしなくては・・・と毎回郵便局で悩まされるたびに思っています。
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