JICA海外協力隊の世界日記

挑戦に年齢は関係ない

心に溶け込む「カサンカナショナルパーク」

 JICAボランティアの活動が任期満了となり、日本へ帰国して約2か月がたちました。帰国後は日本の素晴らしさを改めて実感したり、便利な日常生活のありがたみを感じたりしておりますが、多少(沢山?)の不便な生活があるザンビアの大地を再び踏みしめて、お世話になった方々、厳しい大自然の中を生きる動植物、ビクトリアの滝に会いに行きたいと思っております。

 今私がザンビアに恩返しできることを考えてみますと、ザンビアの知られざる魅力をお伝えして、「ザンビアのファンを増やすこと」かな・・・と思っております。

 それでは今回は、ザンビアの中央州にあります小さな国立公園、「カサンカナショナルパーク」をご紹介いたします。

 

 

 「カサンカナショナルパーク」はザンビアの中央州にあり、首都のルサカから約400キロメートル北東にあるセレンジェという町を通り、そこから約110キロメートル先にあります。首都のルサカから車で約8時間くらいかかります。

 小さな公園ですが、静寂の中、目の前に広がる湿原に生息する野生の動植物に出会ったり、森の香りに接したりすると、心の栄養補給をしたような気がいたします。

 そして以前、日本のテレビ番組でも紹介されたのですが、毎年10月頃から12月頃に1000万匹ほどのコウモリがやってきます。早朝と夕方、大空を埋め尽くすコウモリの大群の様子は圧巻で、静かに舞う姿はまさに芸術です!

 派手なパフォーマンスが好まれる時代の中、心を休める場所を探すのはなかなか難しいと思います。小さくてもキラリと光る「カサンカナショナルパーク」は、素晴らしい野生動植物とその環境を誇りに生活する素敵な人々が暮らす優しい国立公園です。

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