JICA海外協力隊の世界日記

Sensei Takatomo のブラジル日記

デフフットサル日本代表がブラジルに来ました

みなさんこんにちは。
今回は、デフフットサルワールドカップについてお話します。
11月9日から18日にかけて、私の任地サンジョゼドスカンポスで、デフフットサルのワールドカップが開催されました。デフとは英語で「聞こえない、聞こえにくい」という意味です。デフフットサルのルールは通常のフットサルと変わりはありませんが選手は全員、耳が聞こえません。

私は日本代表の試合を数回見に行きました。
試合中はとても静かで、選手は審判のホイッスルが聞こえないため、ホイッスルに加えてフラッグを使用して選手達に知らせていました。

耳が聞こえない中でのチームプレーは非常に見応えがありました。通常の団体スポーツは、情報伝達として、声を発しますが、その声が無い状態で、身振り手振りで情報を伝達を行っていました。
また、観客席でも手話を通して会話をする人の姿がたくさん見えました。

今大会の結果は男子は3位、女子は全大会優勝国のブラジルと決勝で対戦し、最後はPK戦までもつれた結果、見事優勝を成し遂げました。

女子日本代表の関係者の方に話を聞くと前回大会でブラジル代表に敗れ、この4年間はブラジルに勝つために練習に励んだと話していました。
そのブラジルに勝った試合後の選手の喜んでいる様子を見るとどれだけブラジルに勝ちたかったのかが伝わってきました。

デフフットサルはまだまだ認知度が低く、私も今回のワールドカップを観戦するまでデフフットサルについては知りませんでした。これを機に、今後もデフフットサル日本代表、デフスポーツを応援していこうと思います。

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