JICA海外協力隊の世界日記

野菜と人を育てる。

活動終了! ~Remata serbisu~

6月24日をもって、2年間の活動を終了しました。

現在は日本で疲れた体の骨休め中(?)です。

2年間、色々なことがありました。

昨年は、担当していた2グループの研修生たちに散々振り回され、彼らに何の悪気もないのは分かっていても、彼らの態度の悪さや意欲の無さにイライラ・・・。

さらに、せっかく作った時間割も、配属先の事務所がいつも勝手に変更してしまうという、毎日ドタバタな仕事でした。

疲れ果てて、日本に一時帰国して、もう一度戻った時には新しい研修生たちが待っていました。

彼らとはたった1か月半ほどの付き合いでした。

以前よりレベルの高い研修生とは言え、一般的な東ティモールの生活レベルを送っている彼ら。

それでも、1人2ドルや3ドルを出し合って、私に特大のタイスを準備してくれていました。

『ESTUDANTE UPDA 2016』 UPDA2016年度研修生より

『OBRIGADA Prof.KUMIKO ABE』 安部久美子先生、ありがとう!

お金を集めているな~、

とは、薄々感じてはいたのですが、まさかこんなに大きなタイスを貰えるとは夢にも思っていませんでした。

1か月半しか担当できず、彼らの修了式にも参列できないという心残りはありますが、彼らの未来の発展を日本から祈って、私も頑張らなくては!と心に誓いました。

活動最終日には、JICA東ティモール事務所のボランティア調整員の方々らもご招待して、簡単な最終報告会を行いました。

これからもきっと続いていくであろう、JICAと配属先の継続した関係のため、こういった形で次に繋げられるかな、と思いました。

リラックスした雰囲気でできましたが、私が帰国した後も、配属先のディレクターらがしっかりと農業科をサポートしていってほしいということも、パブリックな場でお伝えできたので、配属先にあとは託して、頑張っていってほしいな、と思います。

そして!

東ティモール協力隊員が作成した『テトゥン語ー日本語ハンドブック』を寄贈してきました。

ディレクターは以前、JICAのプログラムで日本に研修に行ったことがあって、とても親日的です。

日本語は「おはようございます」「こんにちは」「では、また」「ありがとうございます」くらいしか話せませんが、それでも私と顔を合わせる度に日本語を使ってくれます。

ということで、1冊は彼に、もう1冊はもちろん農業科に寄贈!

彼は、「僕が後で農業科に渡しておくからここで2冊くれてもいいよ。」なんて冗談を言っていましたが、そんな不安なことはできませんので、この後ちゃんと農業科のトレーナーにお渡ししておきました。

これからも、日本と東ティモールとの友好な関係を願って。

「ここに日本人がいたんだよ!」と、それを見ると思い出してくれるように。

独立15年目。

これからの東ティモールに期待を寄せて、私はこの2年間の活動で得られたものをしっかり心に刻んで、新たな生活へと進んでいきたいと思います。

VIVA! TIMOR-LESTE!!

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