JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

3.日本語教室

こんにちは。今回は私の活動の一つ,日本語教室についてご紹介します。

配属先に赴任して,最初に依頼されたのは日本語教室の実施でした。

ジブチにはアニメやマンガの影響もあってか,日本や日本語に興味関心のある人がたくさんいます。

活動先のCDCのセンター長が,日本語教室開始のポスターを作ってくださり,SNSを通じて生徒の募集を呼び掛けてくれました。

初回の授業では,およそ20名の生徒(大学生や社会人)が集まり,50音やあいさつ表現を学習しました。

日本語を教えるにあたって,やはり言葉の壁はありました。

ジブチはフランス語とアラビア語が公用語ですが,首都ジブチ市では現地語のソマリ語が日常的に広く使われています。

学校教育で英語も学習していますが,ソマリ語やフランス語ほど普及していません。

エチオピアからの移民や日常的に英語を使っている人はもちろん,流ちょうに英語を使いこなします。

初めての日本語教室は,つたないフランス語,英語そして日本語を使って教えるという訳の分からない状況でした。

しかし,生徒の中には英語が分かる人もいたのでその人がソマリ語で通訳してくれました。

おかげでなんとか私の説明をみんな理解してくれたようです。

また,CDCにはプロジェクターが常備されています。

これまでプロジェクターは映画上映に使用されていただけで,学習のためには使われていませんでした。

そこで今回,そのプロジェクターを有効活用させてもらいました。

動画を用いて日本を紹介したり,イラストとともに日本語を教えたりすることで,受講者の日本及び日本語理解に役立ったようです。

「日本語を通して,日本及び日本人への理解を深めるとともに,ジブチと日本の交流を促進する人材の育成」

を目的に,これからも日本語教室を実施していく予定です。

ジブチの日本語教室について,こちらもぜひご覧ください。

「職種を超えて,時代を超えて…」

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