JICA海外協力隊の世界日記

お米日記 in アフリカの真珠

Introduction Ceremony

ウガンダでは、結婚をする際に、結婚式の他に「Introduction ceremony」という行事を行います。

この「Introduction ceremony」は結婚式の1か月ほど前に催され、公式的に初めて相手を家族に紹介するガンダ族の伝統的な行事です。

パーティーは新婦側の出身地で行われ、新郎側は、野菜、砂糖、ジュース、ビール、牛、山羊、家具などトラック一杯のプレゼントを新婦側の家族に送らなければいけません。

その為、新郎側は莫大な費用が掛かるため、パーティーの数か月前から親戚や知人からたくさんの寄付金を集めてこれらのプレゼントの準備を行います。

このパーティーには、友人も招待され、女性は「ゴメス」と呼ばれる伝統的なドレス、男性は「カンズ」と言う白いワンピースの様な衣装を着て参加します。

そして先週、同僚のIntroduction ceremonyに招待され、皆と同じように「カンズ」に身を包んでこのパーティーに参加してきました。

当日は会場が少し遠かった為、朝8時に皆で集合して車で会場に向かうことになっていました。

しかし、プレゼントの牛が来ないなどのハプニングもあり、結局出発したのが12時半…

時間通りにはいかないだろうと思っていましたが、こんなに遅れるとは思っていませんでした。

そして、だいぶ遅れてパーティーもスタート!

人々が入場した後は、歌、ダンス、手紙の朗読などなど沢山のことが行われます。

全部ガンダ語なので何を言っているのかほとんどわかりませんでしたが、ダンスや歌は見ているだけで、十分楽しめました。

私は、会場で1人だけの外国人だった為、一番前の特等席を与えられ、そのせいで歌の最中にステージに無理やり引っ張られました。

すごい恥ずかしかったですが、何とか見よう見まねでダンスを踊ってみました…

そして、この時重大なことに気づいてしまいました。

歌手の人が前に出て歌を歌っていたんですが、この人“口パク”してる…

やけに上手いなぁと思っていたら、ただ音楽を流して、それをあたかも自分が歌っているように踊りながら口パクしていました…

これが、ウガンダ流の『カラオケ』なんだとか…

日本でやったら、ブーイングされるでしょうが、ウガンダだと、これで大盛り上がり!!

周りの観客は、このパフォーマンスにたくさんのチップを渡していました。

そして、一通り終わると食事タイムに入ります!

普段、任地では食べられないような豪華な料理やお酒も振舞われます。

その後には、再びダンスや歌、そして新郎から新婦にプレゼントを渡してパーティーは終わるそうですが、食事が終わった時点ですでに6時半。

予定では、7時に終わると聞いていましたが、全然終わる気配がないので私は食事の後に、一人で家に帰りました。

後で聞いた話だと夜10時頃までパーティーは続いたそうです。

今回、初めてウガンダの伝統的なパーティーに参加してみて、面白かったし、とてもいい経験になりました。

次回参加する際は、是非最後までパーティーに参加したいなと思います。

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