2018/09/25 Tue
活動
稲作に向けて
私の実家は規模は小さいながら稲作をやっていて、先日家族から「稲刈りが終わった」という連絡が来ました。もう秋ですね。日本のコメ農家さんは稲刈りで毎日大変だと思います。チルンドは日本の四季の様なはっきりとした季節の変化がないので、あっという間に過ぎ行く月日に少し疎くなります。
前回お伝えしましたが、ザンビアの農繁期は雨季が始まるこれからで、丁度日本とは逆になります。ただ、チルンドの様に年間を通して温暖でザンベジ川など水源が近くにある場合は、一年中野菜などの栽培が可能です。農家さんが言うには4毛作が可能だそうです。
今月初めに、チルンド郡のシコンゴ区域のチーフと面談をさせて頂きました。日本でいうと、町長でしょうか。以前にもJICAボランティアによる活動が行われていた為、話が早く進み稲作の提案と適地の用意の依頼をさせて頂きました。JICAの名前が出ると彼らの積極性が出てくるのは、今まで活動してくださった多くの隊員のお陰です。
そして今日、用意していただいた土地の案内をしてもらいました。カフエ川と呼ばれる最終的にはザンベジ川に繋がる川の近くの土地所有者と話をつけてくださり、これから近くに住む約20名の農家さんとネリカ米と呼ばれる品種のお米を育てることができます。
雨季になると川幅が広がって浸水してしまうので、雨季は川から少し離れたところで稲作を行わなければならず水源の確保が問題です。水が元の高さに戻る4月は、程よい水分量の川沿いで育てることができます。チルンドでは2毛作が可能だと言うことがわかり、相談して本当に良かったです。田んぼを一から作るのでやらないといけない仕事が多いですが、稲作のやり方を分かりやすく農家さんに伝えていきたいと思います。
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