JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

ポンペイ島のイースター

 4月17日、水曜日の午後、私が所属している部署の主任が私のところにきて、「予定では明日の午後からイースター休業に入ることになっていたけど、朝から休んでいいよ。家族とイースターを楽しんでね。」と言いました。18年前にマーシャル諸島の高校で活動していた時もイースターがあり、学校が休みになったことは覚えていますが、それ以上の記憶がありません。予定を早めて休みに入るほど重要視されているイベントであることにこの時初めて知りました。

 4月20日、土曜日は、ポンペイ島のスーパーマーケット前にイベントスペースが設けられて、イースターエッグ作りやフェイスペインティングが行われていたので娘と参加してみました。一人二個ずつゆで卵が渡されて、まずは絵の具が入ったカップに卵を浸して全体を着色させます。その後取り出した卵を乾燥させ、そこに自由に絵を描いたりシールを張ったりして楽しんでいました。

 翌日の日曜日には、知り合いのお宅でエッグハントに招待していただきました。招待していただいたものの、エッグハントがいかなるものなのかを知らなかったので、前日に親子でエッグハントについて調べ、動画サイトでその様子を確認し準備万端で臨みました。当日は多くの子供たちが集まり、大きな歓声を上げながら大きな庭でエッグハントを楽しんでいました。卵の中にはお菓子屋やおもちゃが入っており、袋やバケツ一杯に集めた卵をひとつずつあけながら、その中身に一喜一憂していました。このお宅の隣には闘鶏場があり、こちらは大人たちが大金を賭けて闘鶏を楽しんでいました。娯楽の少ないポンペイでは、闘鶏は大人たちの楽しみの一つで、イースターの時には必ず開催されるそうです。子供だけでなく大人も楽しめる素敵なイベントでした。

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