JICA海外協力隊の世界日記

Mori先生のLet's go! ヤップ島!

ヤップで卓球!

友情のパス!

青空の下で卓球教室です。ここヤップのスポーツ局では今月18日より他州や国外から指導者を招いて卓球の講習会が行われています。指導者の皆さんには子どもたちに卓球の授業もしてもらいました。今回はそれに伴う学校訪問の一環の様子を紹介いたします。

卓球(table tennis)というぐらいですから卓上(台上)で行うもの、テーブルを用いて行うスポーツという印象があります。ですが練習段階では必ずしも台は必要ではなく、工夫次第で台で行う以上の楽しさを共有できるスポーツである。そんな発見がこの日の私にはありました。

最初の写真は子どもたちがグラウンドでリレーをしている姿です。ラケット上のボールを落とさないように、それでもできる限り速く走って仲間にパスしていくというルール。シンプルで楽しい!!!

青空での卓球!!!専門家ではない私には目からウロコの風景でした。卓球への親しみを感じ、仲間と協力出来る練習です。

普段は恥ずかしそうにしてなかなか話さない子ども同士でも自然に笑顔が生まれます。ボールが小さいだけに扱いも難しい!

私も自身の指導の技として使っていきたい内容です!

これは壁打ちです。一人でも行えますし、仲間と交代で打ち合う事も出来、実践しやすい練習です。

ヤップには恥ずかしがり屋の人が多いのですが、これなら周りを気にせず練習を続けられますね!

そしてこれは円陣パス。バレーボールの練習として取り組んだことはあったのですが、卓球の練習としても応用できるとは考えてもみませんでした。

これらの練習は道具があってもなくても実践できますし、どこで誰が行っても楽しくなると思います。もちろん指導者が面白くわかりやすく指導することは大切です。それに加え今回訪問した学校の子どもたちはどんな事にも前向きに明るく取り組んでいました。指導者も学ぶ側も前向きだと雰囲気はどんどん良くなりますよね!

今回のこの指導から、既存の考えにとらわれずにできる事を実践する。その大切さを再認識しました。頭を柔らかく…とよく言われることですが自分一人では考えや行動を変えることはなかなか難しい。このように外部の人が来た機会に自分の毎日を省みることはとても大切だと思います。任地から外へ出る機会がなかなか作れない私にとっても貴重な体験となりました。

出来ない事を数えるのではなく、出来る事を考えた方が楽しいですし有意義ですね。そしていつも全力で楽しむこと!!!

この学びを今日からの毎日につなげます!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ