JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

伝統工芸品(担当:小林)

突然ですが、パラグアイの伝統工芸をみなさんご存知ですか。
パラグアイに来て何をお土産にしたらいいのだろうと迷っている方はいませんか。
今日は2つの伝統工芸品をご紹介したいと思います。

1つ目は「ニャンドゥティ」と呼ばれる刺繍です。
これは現地語で蜘蛛の巣という意味で、名前の通りまるで蜘蛛の巣のような形をしています。
作り方は、初めは普通の刺繍と同様で、木枠に布を張り、そこに針と糸を使って刺繍していきます。
ニャンドゥティは最後に布を切り取り糸だけにし、ノリで固めるとできあがり!
布から外すところを見ているとほどけてしまわないかハラハラします。
デザインは様々で、カラフルなものもあれば、白い糸だけで作られたものもあります。
糸の太さも様々で、より細い糸で作られたものはお値段もお高めです。
模様もたくさんありそれぞれが意味をもっているそうです。
お土産として、そのままでももちろんのこと、カバンやワンピースなど色々なグッズにもアレンジして販売されています。
同じものを見付けるのは大変なので、気に入ったものがあれば即購入をおすすめします!

(写真1)
ニャンドゥティ


2つ目は「フィリグラーナ」と呼ばれる銀細工です。
首都アスンシオン市から少し離れたところにルケという町があり、そこにたくさんの工房やお店があります。
フィリグラーナはまず熱した銀を少しずつ少しずつ糸のように細くしていきます。
その細くなった銀をくるくると渦巻き状にしていき、その後デザインに合わせてパズルのように組み込んでいきます。
小さいものから大きいものまで、平面のものもあれば立体のものもありますが、どれも細かくて、よく見ないと渦巻き状になっているのがわからないくらいです。
私が購入したお店では値段はデザインで決まるのではなく、すべて重さで決まります。
欲しい商品を選び終えたらレジで重さを計ってもらい支払いを済ませます。
ペンダント、ブレスレット、ピアス、ブローチなど女性へのプレゼントにはぴったりかと思います。
中にはテレレ(パラグアイの茶器)をデザインしたもの(写真右上)やパラグアイの地図を模して作られたユニークなデザインのものもあり、小さいものなら100円くらいから買えるのでお土産にもぴったりです。

緑と赤土のコントラスト、のんびりした空気、優しい人たちに加えてこんなにかわいい工芸品があるパラグアイにぜひ一度お越しください!


※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
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