ルワンダかけはし通信~ブホロ ブホロ

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小郷 智子
(大阪府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ルワンダ ルワマガナ郡
一言メッセージ
かねてからの「途上国の現場を見たい」という思いから、銀行を辞めてルワンダの地へ。人々の温かさに触れながら、日々ルワンダと自分の可能性に挑戦しています!合言葉は「ブホロブホロ(=少しずつ少しずつ)」!

 

ルワンダのコンビニ~アリメンテーション

2018.02.04

活動 生活

暦の上ではルワンダは乾季のはずなのですが、最近よく大雨が降っています。ルワンダでも近年異常気象が発生しているという話なので、こちらの気候にも影響が出ているようです。環境問題の影響の大きさを感じています(ルワンダでも環境問題対策は議論されています)。

今回は、ルワンダ生活の便利なお店、アリメンテーションについて紹介します!

■生活用品が揃うお店

ルワンダで日用雑貨を買う時に訪れるのが『アリメンテーション(通称アリメン)』。通り沿いの至る所で見かけます。壁にペンキで装飾したり、携帯電話会社の広告を記載したり、表にベンチがあったり...と様々。商品はお店にもよりますが、食品(パン、水、ナッツ、紅茶)や調味料(油、バター、砂糖、塩、ケチャップ、はちみつ)、生活雑貨(石鹸、洗剤、たわし)...と幅広く、近所に1~2件あればほぼ生活用品は揃います(品質に拘らなければ)。

【写真①&トップページ:アリメンテーションいろいろ】

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■最寄りのアリメン

私の住んでいる地域には大小合わせて10件以上のアリメンがありますが、今回はよく行く我が家のアリメンを紹介します。

◇立地

このアリメンは徒歩1分と、とても便利な場所にお店を構えています。まさにコンビニ。一見すると掘っ立て小屋のようで初めはお店に見えませんでしたが、立派なお店。我が家の生活用品の御用達です。今やおじさんとも顔なじみで、朝出勤する時に挨拶をするのが日課です。

【写真②:上_最寄りのアリメン外観/下_アリメンのおじさん】

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◇品揃えは豊富

以前市場調査とキニアルワンダ語の勉強を兼ねて、店舗に置いてある全商品をチェックし商品リストを作ったことがありました。お店の商品スペースは縁日の出店位の広さ。こんな小さなお店になんと40種類以上!驚きます。

【写真③:上_手前の袋はお米など/下_奥の棚には各種商品が所狭しと並ぶ】

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*商品の一例

食べ物:お米(タイ米、パキスタン米)、ビスケット、パスタ、紅茶、アマンダージ(揚げドーナツ)...

調味料など:砂糖、塩、小麦粉、コンソメキューブ、缶詰(オイルサーディン)、トマトソース、水...

生活雑貨:電球、サンダル、電池、ワセリン、石鹸、洗剤、南京錠、歯磨き粉、トイレットペーパー...

【写真④:商品リスト】

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■改善ポイント

収入向上の活動の一環として、アリメンの改善が出来ないかと、買い物をする度に色々なアリメンを観察。アリメン全体として以下のような改善ポイントが見えてきました。

*陳列:雑然としている。お店のオーナーは把握出来ているが、お客さんは初見では分からないので、ウィンドーショッピングが出来ず、潜在購入ニーズを逃している可能性もある。

*商品:大体どのお店も同じようなラインナップ。安定しているが特色が無い。

(ルワンダ人が保守的で新しいものにはなかなか挑戦しない傾向がある、というのも理由の一つかと)

*外観:お店の壁が崩れかかっていたり、ペンキが剥げていたり、と外観があまりきれいではない。

(最近は政策により「大通り沿いのお店は外観をきれいにするように」との指示が出されている様で、改装、ペンキの塗り替え、舗装整備等、土木工事が各地で盛んであるが、あくまで通り沿いのお店だけのよう)

*マネジメント:おそらく在庫管理、出納管理をしていない(販売時に帳簿を付けていないので...)

ルワンダ人は特に気にならないので問題ではないのかもしれませんが、ビジネス改善は収入向上の第一歩。その観点で見ると改善の余地は大いにあると感じています。

■日本からの出張者の利用状況

またアリメンを別の角度から見る為、『アリメンの利用状況に関するアンケート』を作成しお会いした日本からの出張者の方に回答を依頼した処、殆どの人がアリメンを利用しているものの時々水を買ったりする程度という事が分かりました。理由としてはお店が雑然としている為、そもそもそんなに色々な物がアリメンに置いてあること自体知らなかったとの事。また、首都キガリで買えるちょっとした文房具や工具、生活雑貨が地方のアリメンにもあれば便利だという話も出て、アリメンが商品ラインナップを広げると商機が高まるのでは...とも考えています。

東部県は灌漑用水事業等で今後日本人出張者が増える予定だそうです。また、大きなホテルもある為、ムズング(外国人)は比較的訪れる機会が多いかと思っています。

改善の一手を打てば、また違う商売の仕方が出来るのではないかと考えています。

■活動との連携案

このように「普段生活をする中で感じた課題を活動にも繋げられれば...」と考えて模索しています。現在活動の一つとしてSACCO(=公共のマイクロファイナンス機関)と連携して融資先のビジネス改善をサポートしようと企画しています。その中にはアリメンもあるので、上記に記載した課題や気付き等を反映出来ればと考えています。消費者、生活者としての目線も、ビジネス改善には重要かと。

しかし、ルワンダに来る前は『何も手に入らない状況』を覚悟していたので、こんなに物が豊富に買える状況は改めて非常に有難く、驚いています(品質に拘らなければ)。

最後に「基本的な生活用品に困ることはないですよ」という事を、これからルワンダでの生活を考えている方々に宣伝しておきます。