赤い土に暮らして

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岡 あゆみ
(岡山県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
PCインストラクター
派遣国
アフリカ
モザンビーク マプト州ナマアシャ
一言メッセージ
教員養成校でIT分野の授業や校内のPC管理。現地の人と共に、よりよい教育・学校づくりを。

 

停電のなかの休日

2017.05.30

生活

ある日曜日。起きてみると停電。スマホもパソコンの充電もなく、一日家で映画でも見ながらのんびりしようと思っていたのにできない。教会の日曜ミサに出かけた。讃美歌のゴスペルが美しいので、教会にはよく足を運んでいる。
停電は風が強いときや雨が降る時によく起こる。この日は風もなく快晴だったため教会から帰ってくれば回復してるだろうと思っていたが、そうはいかない。
腕時計は電池が切れて以来使っていないので、時間は分からないが、ミサ終わりなのだから11時くらい。お腹がすいたので普段作らないものを作ろうかと動き始める。

りんごがあったので、ジャム。小麦粉、塩、ベーキングパウダーでパン(ベーグル)を。パン作りでせっかくオーブンを温めるのだからと、かぼちゃのグラタンもしようと、ホワイトソース作りも開始。日本ではなんでも既製品があったけど、海外ではなかなか手に入らない。買ってみても好みの味ではなかったりするので、自分で作るようになった。

お昼は過ぎたころだと思うけど、まだ電気はもどらない。
かねてからやろうと思っていた、家庭菜園のため庭のお手入れに重い腰をあげた。草ぬきとゴミ拾い。耕すとゴミがごろごろ出てくる。前の入居者が庭にポイポイ捨てる人だったのだろう、瓶のふたやビニール、乾電池など入居時に綺麗にしたつもりだったけど、まだまだ出てくる。
トマトと赤かぶの種をまき、貰いもののパセリの苗を植え、水耕栽培してたネギを土に植えた。日本だとネギの根は捨てていた。でも根から再生するのだと聞き、捨てづにとっておいた。コップの中で元気に育っていたのをやっと土に植えられる。

パンが焼けたり、グラタンができたりと、途中休み休みだったけど、日常でクワを振り上げることなんてないから足腰が痛くなった。
それでも電気は復旧しない。
夜も電気が戻らなければ困るので、水を沸かし、お風呂に入った。といっても行水方式。わたしの家は水が出ないのだ。水道が通っていない。100メートルほど先にあるタンクから汲んでこなければいけない。今日は普段より水をよく使ったため、タンクと家を何度も往復した。
陽が傾いてきたので、夕ご飯づくり開始。マンディオーカ(キャッサバ)で新たなものに挑戦しようと、コロッケをつくった。これが意外にも美味しい!!
暗くなったので部屋にロウソクを灯し、ご飯を食べる。19時過ぎにやっと電気がもどってきた!
スマホを充電して、畝の作り方や種の蒔き方は正しかったのか、キャッサバコロッケを他にも作っている人はいるのかなど色々ネットで調べてみた。普段はなんでもネットに頼って調べてから行動することが多いけど、一日電気がなかったこの日。自分で考えてやるからこそ、完成した時の喜びも大きく、とても充実した一日だった。