JICA海外協力隊の世界日記

ラオスで協力隊暮らし

活動紹介ーEcohealth educationー

サバイディ(こんにちは)!

今回は、私の活動を紹介したいと思います。

普段はルアンパバーン県の教員養成学校(通称:TTC=Teacher Training college)に勤務しており、たまに附属小学校や近隣の小学校への訪問もしています。

TTCでは、幼稚園・小学校・中学校・高校の先生になりたい学生が勉強しています。

私のメインの活動は、TTCでのエコヘルス教育の普及です。

エコヘルス教育??なんじゃそりゃ??

エコヘルス教育とは、簡単に言うと健康教育と環境教育をミックスしたような教科です。

【人間の健康】、【生態系(環境)】、【人間の生活行動】、【社会発展】の4つのキーワードはそれぞれが深く影響し合っていることを伝え、これらのバランスを考えながら国や社会を作っていける人を育てることがエコヘルス教育の目的だと思っています。

社会発展の面で、ラオスは多くの国の影響を受けています。

「目先の利益だけを考えた発展でよいのか?」と問いかけるのがエコヘルス教育です。

発展途上にあるラオスに、いま必要な考え方だと思います。

ラオスには全部で8校のTTCがありますが、エコヘルス教育の研修がすでに4校で行われています。

さらに教科書が完成したので、全TTCのエコヘルス教育担当者を招き、教科書完成セレモニーとワークショップを行いました。

私のカウンターパート(一緒に活動をする同僚)も研修に参加しエコヘルス教育への理解を深め、少しずつ授業をしています。

赴任して1年が経ち、やっと!!活動が波に乗り始めた今日この頃。

とは言え、まだまだ、既存の類似科目の時間を間借りして授業を行っている状況…

残り9か月で、<エコヘルス教育>という教科名を、時間割に組み込めるよう頑張りたいと思います!

小学校での活動はまた次回。

こーぷちゃい(ありがとうございました)!

写真①:カウンターパートの授業の様子。ベテラン先生です。

写真②:教科書完成セレモニー in ビエンチャン。エコヘルス教育の普及にはたくさんの人が関わってくれています。

写真③:全TTCがエコヘルス教育の教科書を受け取りました。エコヘルス教育に携わっている東京学芸大学の朝倉隆司先生、ルアンパバーンTTC副校長先生、カウンターパートと一緒に。

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