地球の森コスタリカ (髙橋隊員は帰国しました。)

RSS

髙橋 愛実
宮城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
中南米
コスタリカ サンホセ県 ティバス市役所
一言メッセージ
小さな国土で壮麗な森と共存するコスタリカ人たちと、彼らの誇るべく自然環境について一緒に考えることができるこの素晴らしい機会に日々感謝です。

 

ごみのはなし

2015.04.30

こんにちは。

お久しぶりです。

月に2回更新の意気込みで始めましたが、

早々にサボり癖が露呈してしまいました。これから頑張ります!

今日はコスタリカのごみ処理事情についてお話しようと思います。

現在コスタリカでは、各家庭から出る生活ごみは

市役所に委託された民間のごみ収集会社が回収し、

国内にある民間のごみ埋め立て場に運んでいます。

よって市役所はごみ運搬会社と埋め立て場にそれぞれkg単位で費用を支払うことになります。

しかしその運ばれるごみたち、

中には缶もビンも紙もプラスチックもあるのに全てが一緒くたに扱われ、

全部土に埋められてしまいます。

コスタリカはエコツーリズム発祥の地であり、

その恵まれた自然環境はコスタリカ人たちの誇りでもあります。

そしてそれらの森や動物たちは来る子孫たちの未来のために守るべきものであり、

リサイクルとやらをすると何かいいらしい。。。と言うことも知っています。

しかし自分たちの出しているごみがどのように処理されているかを知っている人は

あまり多くないようです。

中には真剣にごみの分別に取り組み、

ごみの日にはきちんと分別されたごみの袋を家の前に出している家もあります。

しかし、指定された日に家の前に出してしまうと、、、

ごみ収集会社が集めてごみ埋め立て場に運んでしまうのです。

せっかく分別したのに。

ではどうすれば分別したごみが資源ごみとして機能するかと言うと、

市役所が持っているリサイクルセンターに電話をして

「資源ごみがたまったので取りに来てください」と言うか、

自分でリサイクルセンターに運ばなければいけません。

コスタリカでは5年前に家庭ごみに関する新しい法律が制定されており、

市役所は資源ゴミ回収のためのリサイクルセンターを所有しなければいけない

旨が書かれてあります。

(NGOなど市民団体の運営するリサイクルセンターと協力体制を構築する方法も有)

しかし地方自治体はそれらを運営していく予算もなければ、

運営の仕方もわからないのです。

ちなみにリサイクルセンターを持っていないとしても何らかの罰則を科される事もありません。

私が所属している市役所は法律に基づき2010年に当時地元のNGOが運営していた

リサイクルセンターを市役所の管轄下に置き運営を始めましたが、

私が着任した当時、市内2,200戸の家庭や商店で

リサイクルセンターを過去に利用したことのある家は200件余りでした。

予算がなくてリサイクルセンターを持てない市が多くある中で、

せっかくリサイクルセンターがあって、リサイクルをしたい人たちがいるのに

残念ながら出会えていないのです。

コスタリカ内にはそのように存在が知られていない、機能していない、

運営の仕方が分からなくて困っているリサイクルセンターがたくさんあります。

コスタリカに3人いる環境教育隊員たちはその現状を何とかしようと

日々奮闘しているわけですが、

その奮闘の日々は追々お話したいと思います。

写真は我がティバス市役所のリサイクルセンターのトラックです。

リサイクルセンターに電話をかけるとこのトラックが駆けつけます。

誰がデザインしたのか分かりませんが、かわいいのでお気に入りです。