作業療法士のペルー奮闘記

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立岩 志穂
(愛知県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
作業療法士
派遣国
中南米
ペルー共和国 リマ市チョリーヨス区
一言メッセージ
世界のリハビリ事情が知りたくて、自分に出来ることを探したくて、もがきながらペルーで作業療法士として活動しています。

 

わたしの居場所

2018.02.23

人 活動

オラ―!

ペルー、リマ市は2月になってやっと夏らしい暑さがやってきました。

わたしの住んでいるチョリージョス区は海沿いにあるため、

朝は雲と霧で覆われる日が多く、夜は海風が通り意外と涼しいです。

とはいっても、昨年は寝苦しい夜が続きました。

今年はエルニーニョの影響か、とても快適に寝ています。

また、夏は日本同様に、海水浴客で海が賑わいます。

が、とにかく凄い人。人!人!人!

(写真の海沿いの黒い小さな点達は全て人です。)

全ての場所が海水浴として入水可能なんですが、

このチョリージョスの海は、本当に凄い。

人の数に比例してゴミも多く、だから海が汚い。

とても残念です。

さて、今回はわたしの活動について、少しお話しようと思います。

昨年の10月、配属先内で活動先が変更となり、

「精神発達障害部門」で活動しています。

主に乳幼児~18歳くらいまでの子供が対象で、

自閉症スペクトラム、脳性麻痺を対象にリハビリを提供しています。

わたしの配属先は国立機関ですが、

ここでは、日本のように朝から夕方まで働く、というスタイルがなく、

午前と午後でスタッフが入れ替わります。

一ヶ月の労働時間もきっちり決まっています。

そのため、わたしの部門の作業療法士は

午前3人、午後4人というスタイルです。

さらに、この中でも、

主に就学期の子供に対して、机上での活動を行う作業療法士、

脳性麻痺専門の作業療法士、

自閉症専門の作業療法士、

(机上以外の作業療法士は全体的に関わります)

と専門がさらに分かれています。

また、リハビリ助手という職種があり(作業療法士はない)

彼らがセラピストの患者の調整、

受付、リハビリ室の整理・整頓などを行います。

この制度に関しては、

リハビリが円滑に進む、セラピストが治療に専念できる。

といったメリットがありますが、

使ったものをセラピストは片付けず、

何かあると助手さんを呼ぶ、

といった環境には未だに慣れません。

また、ダウン症やアスペルガー症候群などの子供たちは、

他の部門が対象となります。

わたしは主に午前中のスタッフと活動をしていますが、

同僚たちはとても努力家で、

仕事が好きで、楽しそうに仕事しています。

同時に研究も実施したり、

家族向けの集会を開催したりと内容も多彩です。

何よりも、知識やアイデアが豊富。

常に何かを考えてリハビリを提供する姿に、

わたしは

「ここがわたしの居場所だな」

と感じました。

実はわたし、

日本では子供と働いたことがなく、

ペルーへ赴任する前に数日間だけ小児リハビリセンターへ

見学に行っただけの経験値。

そんな私に何ができるだろうか・・・と初っ端から不安だらけでした。

また、一年間活動した部門のセラピストの働きぶりから、

この国の作業療法に対する考え方に不安を抱いていました。

今思うと、先入観ほど失礼で勿体ない考えはない。

色々な事を教えてもらい、

情報交換をしながら、常に対象者のことを考える。

わたしの大好きな環境です。

とても充実した日々を過ごしています。

物品も手作り・寄付の物がほとんどで、

破損しているものも多くあります。

整理整頓は苦手なようです。

それでも、この国立機関はかなり物品が揃っています。

小児部門では、なかなか写真の許可をもらうのが難しいですが、

少しずつ、ペルーの子供達の笑顔を届けられたらと思っています!

毎日、子供たちから愛情一杯のハグとキスをもらうので、

エネルギー満タンで、楽しく活動しています♪

今日も笑顔が溢れる一日になりますように☆