JICA海外協力隊の世界日記

アツい暑いジブチ -理系坊主のブログ-

ラクダキャラバン

みなさん、こんにちは。

先日、JICAジブチ支所の方々、

および、

ジブチの青年海外協力隊員のみなさまとともに

遊牧民体験(ラクダキャラバン)ツアーに行ってまいりました。

ツアー内容は、

ジブチとエチオピアにまたがるアベ湖という湖まで、

2泊3日、ラクダとともに歩く

というものです。

そこで今回は、旅を終えて感じるところを3点書きます。

まず1点目は、

①健康の大切さ

についてです。

出発地点の村からゴールのアベ湖までは40km近くあり、

その距離をただひたすら歩き

直射日光で昼間は暑く

2泊とも野宿なので寝るときは寒く

かつ、目的地まではずっと岩場なので

歩きづらく寝づらい

こういった環境でも、

特に体調を崩すこともなく

途中のお昼休憩中に、野球して遊び周り

無事に目的地までたどりつくことができる

これが、実は当たり前ではなく、

ここまで生み育ててくれた両親をはじめ多くの人に

感謝すべきなのだと気づかされました。

『人間にとって体は資本』

高校時代、部活で故障して焦っていたときに

担任の先生からかけていただいたこの言葉が

僕の中で生き続けているように思います。

続いて2点目は、

②お酒の魅力

についてです。

少し変なことかもしれませんが、

将来、坊主になるものとして少しだけ書いておきます。

仏教には「五戒」といって、

その名の通り、五つのしてはいけないことがあります。

その中の一つに

●不飲酒(ふおんじゅ) → アルコール類をとらない

という戒めがあります。

お寺に生まれ育ってきたにもかかわらず、

僕がこの五戒をきちんと勉強したのは、

ジブチに来てからでした。

そして、この不飲酒という戒めは、

なるべくしないほうがいいもの」なので、

お酒を飲むお坊さんもいます。

僕の父もその一人ですし、

僕もお酒を飲みます。

今回の旅でもお酒を飲みました。

一日歩き終えた後に、

夕日が沈んでいくのを見ながら飲んだ

あのビール、最高でした。

いつもより近くにあるような気がする

月や星を見ながら飲んだ

あのウイスキー、最高でした。

ただ、

お酒の好きな自分と

そこに罪悪感を感じる自分と

今はごちゃごちゃになっています。

おそらく、僕が何も知らないから

全然決心がついていないんだと思います。

旅の中で最高のお酒を飲みながらも、

自分の覚悟を決めるためにお酒を断つ日も近いのか

と感じさせられました。

最後に3点目は、

③命の尊さ

についてです。

この子ヤギを一日目の晩ご飯に食べました。

3日間、重い荷物は全てラクダが運んでくれました。

以前の記事にも書きましたが、

●自然(じねん) → 自然として生きる

という考え方が大事だと、僕は思っています。

人間はそんなに偉くもないし、そんなに愚かでもない。

命の尊さを十分に理解したうえで、

その命をいただいたり、その命から力を貸していただいたりする

有難うの気持ちを大切にしようと感じさせられました。

今の思いを書き留める経験に意味を見出すために、

自分の気持ちと言葉にじっくり向き合っていこうと思います。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

では、またです!

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