JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

高齢者看護セミナー

先日、ジャワ島バンドン市にて、高齢者看護セミナーの講師をさせていただきました。

このセミナーは、インドネシア国内の看護師や看護学生を対象としたものです。

私は日本人の看護師として、日本の老人ホームやデイサービス、在宅現場等での経験を中心にお話させていただきました。

インドネシアは親日国。多くのインドネシア人にとって、日本はあこがれの国です。夢や希望をもって来日し、介護福祉士や看護師として働くインドネシア人も少なくはありません。

そのため、参加者は内容への興味が高く、熱心に講義を聴いてくださいました。質疑応答もとても活発で嬉しかったです。

セミナー終了後、バンドンにある主催者様のご実家に招待していただきました。

彼はインドネシア人の看護師ですが、3年間日本の病院で勤務されていたことがあるそうです。

ご実家では、日本にいた時の写真や、任期が満了し病院を離れる際に同僚からもらった色紙を見せてくださいました。

色紙には、たくさんの同僚からのあたたかい言葉が。

「日本語が本当に上手くなったね」「いつも笑顔できびきびと働く姿に元気をもらっていました」「仕事が辛くて泣いていた時、励ましてくれてありがとう」…。

異国で働くことは決して楽ではなく、まして命にかかわる病院の仕事は苦労の連続だったと思います。

それでも熱心に学び、医療現場の一員として受け入れられていたのは、主催者様の日々の努力と、人柄の賜物だと感じ、胸が熱くなりました。

そして、日本で学んだことを活かし、インドネシアの看護をよりよくしようとセミナーを開催している姿に励まされました。

私も、任期が終わっても、インドネシアで学んだことをなんらかの形で活かしていきたいと思います。

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