JICA海外協力隊の世界日記

セルビア便り

バスのはなし その2

Zdravo! ズドラヴォ

セルビア観光隊員の星野です。

あっという間に、今年も残すところ2週間と少し。

旧暦、セルビア正教のクリスマスは17日、元旦は114日とのことで、年末年始は通常稼働。

気づいたら年を越していそうな気がします。

冒頭の写真は、初夏の首都。

青空が、、、恋しい、、、!


さて、前回は長距離バスについてのはなしでした。

今回は、市内観光に便利なベオグラード市内の公共交通機関について、お話ししたいと思います。

最後におすすめアプリも載せています。

バスアップ.jpg市街地では、バス、トラム、トロリー、タクシーが運行しています。

‐ バス・トラム・トロリーの乗車券は一律、一枚買えばどれでも乗車・乗り継ぎできます。

‐ 90分(50rsd/70円)、 1日券(120rsd/165円)などがあります。

‐ SMS・アプリ・車内・街中のキオスク で購入可能です。

車内は混雑していて買いづらいことが多く、キオスクは取り扱い店が少ないので、SMSかアプリ経由の購入がおすすめです。

購入は簡単。アプリ経由でクレカ払いか、

セルビアのプリペイドSIMを使用している場合は、SMS#9011に「A9090分)」または「A11日)」とショートメッセージを送信するだけで購入が完了します。

乗車券は途中乗車してくる係員が抜き打ちでチェックします。

BEOGRAD +plusという公式アプリは、停車駅ごとに振られた番号を入力すると、何番のラインがあとどれくらいで来るかなど、車両の運行状況が一目で確認できて便利です。

現在地と連動して、最寄りのバス停や待ち時間、路線ごとのルートなどを確認することができます。
beoplus.jpgのサムネイル画像

ベオグラードは車の渋滞が長年問題になっています。特に朝と夕方16時以降のラッシュは深刻。もちろん上記の交通機関も渋滞に巻き込まれます。

隊員の間では渋滞の際、専有のレーンがあるトラムがまだましだと話しています。

なのでバスかトラムか、迷ったらトラムで!

ちなみにタクシーですが、

残念ながら流しのぼったくりが多いので、アプリ利用をおすすめします。

停車中も、メーターの赤いランプが消えずに、点いたままの車両は要注意だそう!

また、市街地の鉄道駅は

Railway Station Beograd Centar(通称:Prokop プロコプ)

Novi Beograd ノビ・ベオグラード があります。


そして、セルビアの公共交通機関といえば、、、

ユーゴスラビア紛争後の2003年に、日本政府が寄付した「黄色いバス」が有名です。

市民の足として大変親しまれ、戦後復興を強力に支えました。

さらに、JICAによる技術協力「ベオグラード市公共交通改善プロジェクト」も実施されています。

寄付された93台は20年以上市内を走り続け、今年11月に引退しました。

日本から来たと言うと、黄色いバスの国!と親しみを込めて言ってもらえることがあります。

国際協力の大切さと、その積み重ねが良好な国交を形づくっていくのだと感じます。

もう黄色いバスはいないけれど、市民の生活にとけこんで、貢献するような日本の何かが、これからもつづいていってほしいと思います。

JICA公式サイトより借用。安全で効率的な運行を可能にする、日本の知見を活かしたJICAのバスサービス事業協力は世界中に広がっています。黄色いバス.jpg

今回は以上になります。

とてもリーズナブルで、便利なセルビアの公共交通機関。

ぜひ観光のおともに、ご活用ください。

今後、おすすめの観光ルートなどもご紹介したいと思います。

それでは

Ćao!

☆彡おすすめアプリ☆彡

バス・トラム・トロリー:BEOGRAD +plus(AndroidiOS

タクシー:CAR:GO(AndroidiOS)、Yandex Go(AndroidiOS)、Pink taxi(AndroidiOS

長距離バス:POLAZAK

Google Mapも各種乗換案内対応しています。まだ運休情報などはカバー弱い印象です。

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