JICA海外協力隊の世界日記

セルビア便り

Vršacにて剣道CAMPを開催!!

11月9~10日にVršac(ブルシャッツ)という街で剣道CAMPが開催されました。

当初は2泊3日開催される予定でしたが、いろんな理由によって1泊2日のイベントになりました。

イベントの内容は、初日は稽古と勉強会、二日目は試合という流れでした。稽古メニューの立案と、指導、勉強会でのプレゼンターとして登壇させていただきました。

二日目には国内の個人戦の大会をおこないおおいに盛り上がるイベントになりました。私は一日中審判をしていましたが、白熱した試合で審判をすることができ、楽しい1日となりました。

今回の日記では、これらのことを書いていきたいと思います。

Vršac(ブルシャッツ)という街は、首都のベオグラードから車で1時間半ほど東に進んだところにあり、ルーマニアの国境付近の街です。ベオグラードに比べて大きい街ではありませんが、落ち着いていて街並みも綺麗なおしゃれな街です。

街のシンボルは、カトリックの教会でありとても大きくて美しかったです。ブドウを育てている農家が多く、近くにはワインの製造工場もあるということで、美味しいワインを飲むことができます。

今回のイベントである剣道CAMPを行なった会場は、街でもおそらく一番大きい体育館であり、普段はバスケットボールチームがホームグラウンドとして使用しているとのこと。体育館が立派だと、大会の中身にもハリがでてすごく良かったです。

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イベント内容は、土曜日午前中には、切り返し、追い込み、打ち込み稽古といった体を使う稽古をおこない、午後には1時間のコロナルールについての講演をおこない、夕方には技をメインとした稽古をおこないました。

講演を実際におこなってみて感じたことは、やっぱり人前で話すということは緊張するなってことです。日本語を用いての講演であれば、自分の言葉がすらすら出てくるのですが、英語になると途端に出てこなくなります。

また、自分の表現は合っているのか?発音は大丈夫だろうか?って心配になってしまい、観客の反応を見て一回一回確認してしまうので、後から自分の講演を見てみると、めちゃくちゃテンポが悪いな!って感じます。

今後もいろんな場所での、講演依頼があるので少しでも成長していけるように復習と予習をしっかりしていきたいと思いました。

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大会当日は、いつもの大会以上の緊張感があり、私も審判として携わりましたが、とても良い試合になったなと思います。

この大会は、セルビア国内だけの大会では一番大きな個人戦の大会であるため、そのぶん熱が入っていたのかもしれません。

ジュニアやシニア、レディースやキッズといった多くのカテゴリーがありましたが、今回は一番の目玉カテゴリーの段を制した方々を紹介します。

優勝が、Andrej 準優勝がUroš 3位がMiloš と Rastko となりました。

今回の大会では、若手よりもアラサーの選手達が力を見せつけた大会でした。試合数もおそらくは7試合8試合としていることから、すごい体力だなと思いました。

技術的なところでは、上位に上がってくる選手は”技が単発で終わらず、繋げて打つ”という意識が出てきたと感じます。技をつなげることができれば、相手が勝負しないところで勝負できるので、その分一本を取る確率が増します。

なので自ずと勝つ確率に差が生まれます。ジャンケンみたいな勝負じゃなくなるイメージですね。

今後は若い選手達が、”技を繋げる技術”を確立していき、来年のヨーロッパ剣道大会に向けて準備していかないといけないなと思いました。

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