JICA海外協力隊の世界日記

セルビア便り

【海外出張】モンテネグロにて剣道講演

みなさん、こんにちは!

剣道隊員のToshinariです。

今回の世界日記では、12月に訪れたモンテネグロでの剣道講演についてお話ししていきたいと思います。

今回の海外出張では、在セルビア・日本大使館からの依頼でDani Japanaというイベントに出席し、1時間の時間をいただいて日本の伝統武道である剣道について紹介させていただきました。

モンテネグロという国はセルビアの南西に位置する国で、ボスニア、セルビア、コソボ、アルバニアに隣接している国です。

モンテネグロでは、EUに加盟していませんがユーロを自国の通貨として使用し、国土は小さいながらも観光地やバカンスができる綺麗なビーチなどがたくさんあります。

今回の出張では、剣道三昧だったのでモンテネグロの観光スポットに行くことが出来ませんでしたが、次回は行ってみたいと思います。

今回の講演では、主に3つのセクションに分けて講演を行いました。

1:日本剣道形の演武

2:剣道のプレゼンテーション

3:剣道の基本的な稽古法の実演

プレゼンテーション内では、主に剣道の競技性について、スポーツと武道の違い、現在のモンテネグロの実力を紹介させていただきました。

今回の講演の聴講者は、剣道を全く知らない日本の文化に興味を持つ方々でした。

しかし会場の8割を埋める大反響で、私も講演をしながら変な汗が出てくるほど緊張しました。

今回、モンテネグロでの講演が決まった際に、モンテネグロ剣道連盟会長に事前に連絡を取ることができ、助っ人として剣道家を集めていただくことが出来ました。

*モンテネグロ剣道連盟会長Dejan

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当日は急な変更や、予想外の出来事があったにも関わらず対応してくれたDejanやモンテネグロの剣道家たちにとても感謝しています。

今後、モンテネグロでの剣道セミナーを開催する際には、何か手助けできるように活動をしていきたいと思います。

*講演終了後での一枚

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講演後は、稽古があるということで参加をさせていただきました。

モンテネグロは現在、国に一つの道場しかないとのこと。。。

コロナ前には3つあった道場が、コロナ後に競技者の減少から無くなってしまったみたいです。2024年に行われた世界選手権でベスト16に入る強豪国でも、競技者の減少問題に直面しています。

剣道の魅力を次世代に、どのように伝えていくのか?セルビアもモンテネグロも一緒になって知恵を出し合い課題解決に取り組んでいければと思います。

稽古後は、安定のお酒をいただきました。

お酒の席では、基本的には剣道の話です。どうやったら強くなるのか?セルビアではどのように指導しているのか?などなどです。

お酒が入ってる分、熱くなりますし非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

今後、モンテネグロとセルビアは3月におこなわれるバルカンカップ、5月におこなわれるヨーロッパ剣道大会で戦う可能性があります。

もし戦えば良い試合ができるように切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。

今回の世界日記は以上になります。

今後も、セルビアでの生活や剣道の情報を投稿していきますので、応援いただけると嬉しいです!

それではまた!!

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