2025/04/23 Wed
イベント 活動
【国際大会】ルーマニア大会で優勝してきました!
今回の世界日記では、ルーマニア遠征をおこなったことを書いていこうと思います。
タイトルにもあるように、結果は団体戦で優勝することができました。私自身もセルビアチームと一緒に戦いました。ほんと優勝できてよかったです。
今回の遠征で起こった貴重な経験や失敗したことなども書いていきたいと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!


今回のルーマニア大会は、週末の金、土、日曜日と三日間のイベントで行われました。金曜日は、筑波大学の先生と学生をルーマニア剣道連盟が招待し、セミナーを行いました。基本から試合で使われる応用などを幅広く学ぶことができ、6時間の稽古でしたが”あっという間に終わってしまったな”という感覚でした。
私も稽古に参加させていただき、改めて”稽古法”や”どのように海外の選手に伝えたらいいのか?”という観点を学ぶことができました。
また地稽古の時間には、先生と稽古をする機会をいただき、いつもは”相手を引き出す稽古”を心がけていますが”先生にかかっていく稽古”をおこなうことができました。自身の体力がここまで無くなっていること、かかっていく稽古というのはこんなにキツかったっけ?って思いました。
普段の稽古で手を抜いているわけではありませんが、身体的にも精神的にもまだ余裕を残して稽古しているのだなと感じました。基本的には生徒・選手のための稽古ですが、週に1回や2回はしっかり掛かる稽古を継続していこうと感じました。
またセミナー内では、貴重な体験をさせていただきました。
筑波大学の生徒が、試合技術を指導する中で、通訳として携わらせていただきました。
*通訳時の写真
通訳をしていて感じたことは、日本語って漢字があるので”少ない文の中で、伝えられる情報が多い”ということです。生徒が伝えたいことをそのまま英語にしても伝わらないことが多かったです。
もちろん単純に技術に差があり、なんでそんな動きができるの?っていうこともありましたが、大半は私の説明不足が原因でした。
なので通訳者って、”聞いたものをそのまま言う”んじゃなくて”聞いたものの本質を理解して、相手が分かるように伝える”ことなんだと思いました。
語学力はもちろんのこと伝達能力も必要だと思いました。例えば、小学生に因数分解とか方程式とか教えるとして、教科書のことをまるまる英語にしても伝わらないイメージです。その中に、生活に身近にある知識だとかみんな知ってるであろう情報を例えにした方が、面白いし伝わるなって感じです。
日本語でも難しいのに、通訳者はそれを違う言語でおこなっているっていうのは、ほんとにすごいなって改めて感じました。
今後も通訳まがいなことをおこなう機会があると思いますが、そういったところも意識してやっていきたいです。


3日間のイベントでは、金曜日セミナー、土曜日に試合、日曜日は昇段審査という日程でおこなわれました。
土曜日の試合では、午前中に団体戦をおこない午後に個人戦をおこないました。団体戦は最初に3チームのリーグ戦があり、1位2位が決勝リーグに進むといった方式でした。私たちのチームはリーグ1位で決勝トーナメントに進みましたが、一回戦で同じセルビアチームと対戦しました。
ルーマニアに来てセルビアチームとやるのか!?っと思いましたが、こればかりは仕方ありませんw。
決勝戦では、ルーマニアのジュニアの代表チームと戦いました。結果は3ー1で勝つことができました。しかし、ジュニアチームの強さにはびっくりしました。年齢的には、15歳から17歳のチームなのですが、打突力、スピード、駆け引きがすごくて、ほんとにお前らジュニアなの?って聞いてしまうほどでした。
将来が楽しみな選手たちでした。
団体戦が終わり、個人戦に出場する予定でしたが、なんと両足をつってしまうというアクシデントがありました。
ほんとに恥ずかしい話なのですが、試合は棄権させてもらい監督として個人戦は選手のサポートを行いました。
個人戦は、ルーマニアの選手とギリシャの選手が決勝戦をおこないルーマニア選手が優勝いたしました。
ほんとにレベルが高く、楽しく観戦することができました。セルビア選手はベスト4で全滅なので帰ってもっときつい稽古をプレゼントしようと思います。
今回の遠征は、車でルーマニアに行きました。だいたい9時間から10時間ほどかかったのですが、景色も良くてとても楽しい遠征でした。
*車内からの景色(セルビアとルーマニア国境)
今回の日記は以上になります。
読んでいただきありがとうございました。今後もセルビア剣道や生活について投稿していきますので、これからも読んでいただけると嬉しいです。
ではまた次回!!
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