JICA海外協力隊の世界日記

セルビア便り

[時差ボケ投稿]satoru kurokawa cup開催!

こちらの投稿は時差ぼけ投稿ですw

こんにちは!剣道隊員のToshinariです。

今回は6月に開催されましたsatoru kurokawa cupについて投稿していきます。

大会名からわかるようにこの大会は、日本人の先生の名前が大会名となってます。

セルビアで剣道普及をされた先生を敬って、できた大会がこの大会です。

大会開催地はセルビアの西部に位置するšabac(シャバツ)であり、首都のベオグラードからは車で1時間強の場所にあります。

私は選手としてではなく、今回は審判で参加し大会運営に携わりました。

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セルビア国内から多くの選手が参加し、個人戦、団体戦と多くの熱い試合を展開してくれました。

私は、一日中審判をしており、おそらく60試合程は審判をしたと思います。ですが、ひりつく様な緊張感が試合にはあったので気を抜くことなく一日を終えることができました。

また、初めて会う人や久しぶりに会う方も中にはいて、アドバイスが欲しいなど自分から積極的に強くなりたいと行動する選手にたくさん出会うことができました。

残念ながら全プレイヤーの試合を見ることができず、アドバイスできなかった方もいたのです、次回の稽古または次の試合の時に話しができるようにしたいです。

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今後のセルビア剣道ですが、3本の柱を立てて活動をしていきたいと思っています。

1本目は、競技力の向上。

現在、セルビアの剣道競技力を世界と見比べると先進国に位置しています。2018年度の世界選手権で男女団体共にベスト8。2024年度世界選手権で女子団体ベスト16。しかし、ベスト4の壁というものはとても高いところにあります。今後10年を目標に、この壁を越えれるように、まずは基盤作りをしていきます。

2本目は、競技人口の回復です。

セルビアでは現在コンスタントに稽古をしている人数はおおよそ150名程度の見込みです。コロナ後に剣道人口が減ってしまったという要因があります。また、競技者も高齢化をしている現状です。競技人口の回復、そして新規競技者の獲得のために”剣道とは何か?”を伝えるセミナーを開催していく予定です。

3本目は、剣道の文化を伝えていくことです。

剣道競技者である以上、礼儀作法や文化性を学んでもらいたいというところがあります。私はJICA海外協力隊剣道隊員の4代目であり、前任の先生が伝えてきた基盤があるので他の国に比べると伝えやすいです。

しかし、”竹刀を通り越して歩く”、”竹刀を杖代わりにする”、”防具を投げる”という状況を目にすることが多々あります。

武道をおこなう者として、剣道の文化性を理解し実践できるように活動していきます。

また今後もセルビアでの生活や剣道を投稿していきますので、応援よろしくお願いします。

最後に私自身の生活をYoutubeに投稿しています。

JICA海外協力隊に興味のある方、東欧の文化や生活に興味のある方はぜひご視聴ください。

https://www.youtube.com/@TOOOSHIII

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