2024/11/25 Mon
生活
バスのはなし その1
Zdravo! ズドラヴォ
セルビア観光隊員の星野です。
今朝、窓を開けると、向かいの山が雪で白くなっていました。
早朝の市場では、旬のほうれん草やかぼちゃが並んでいます。
みな味がしっかりしていて、とてもおいしいです。
セルビアはもうすっかり冬です。
さて、今回はセルビアでの移動に便利な長距離バスについて
お話ししたいと思います。
任地のロズニツァと首都ベオグラードは、バス/車で2時間半ほど。
車の運転が認められていないボランティアにとって、長距離バスはライフラインです。
列車もありますが、任地-首都間は電車ではなくディーゼルカーが走っています。
朝と夕に1本ずつ、綺麗で安全ですが
車両も線路も老朽化がひどく、途中で動かなくなったり数時間遅れたりとイレギュラー頻発なので基本バスを使っています。
バスは時間に正確で、30分~1時間に1本間隔で運行しており、たくさん便があるのでおすすめです。
車窓の景色はいつ見ても綺麗で、移動が楽しくなります。セルビアとコソボの鉄道マップ。赤いラインが電車で、ピンクはディーゼルカーが運行しています。 首都‐ノビサド(セルビア第2の都市)は高速鉄道が走っており、約1時間に1本間隔・最短40分弱で移動できます。
今年9月、首都の旧バスターミナルは60年ほどの歴史に幕を閉じ、代わりに新市街地の、新しいバスターミナルがオープンしました。2027年のベオグラードExpoに向けて、首都では再開発がすすんでいます。
首都の新しいメインバスターミナル。※Google Mapでヒットしてしまう旧ターミナルは閉鎖されているのでご注意を! →こちらが新です。
新バスターミナルでは、チケット購入方法が3種類あります。
窓口、自動券売機、ウェブサイトです。全てクレジットカード対応。
代金はチケット+入場料です。入場料はバスターミナルによって変わります。
同じルートを複数社が運行していますが、基本、代金は同じ。
割引が大きいので、“Povratna karta”=往復チケット購入がおすすめです。
※ご注意を!往復の復路は、往路と同じバス会社のみ利用可です。日時は自由です。
※ウェブサイトで購入した際は、窓口向かいの機械でチケットを発行する必要があります。
セルビアとても治安が良いですが、夜遅い便には、警察官が同乗します。
他に、各都市・町のメインターミナルには必ず停車、基本運転手も降りて荷物の出し入れを手伝ってくれますが、都市間のバス停は目印が何もなく、運転手に声がけしないと素通りされてしまいます。預け荷物がある場合は、降りる際に忘れず伝える必要があります。
新バスターミナルの風景。窓口は基本セルビア語でしか対応してもらえません、、、ひぃ、、、
地方発で往復の場合、復路の入場チケットはこちらの窓口でしか買えません(24年11月現在300ディナール)自動券売機。どんどん便利に!
チケットを購入したら、QRコードをスキャンして入場、地方の場合はレシートを管理人に渡します。 座席が指定されていることもありますが、関係ないようです(笑)ロズニツァ-ヴァリエヴォ間の往復チケット。 キリル文字で POVRATNA KARTA と書いてあります。往:ODLAZAK 復:POVRATAK
この場合、復路も同じバス会社 “Banbus” を利用します。
新バスターミナルへは、旧市街から市バス/トラムで30分ほどかかり
旧市街への案内、市バスチケット購入説明もないので
観光の視点でみると、大変にハードルが高くなってしまった感じがします。
ベオグラードExpoに向けた成長に期待です!
今回はここまで。
次回は首都での交通手段について、お話したいと思います。
Ćao!
★おすすめ便利サイト★
BAS 新バスターミナル公式・・・時刻表・チケット購入可(現在ベオグラード発のみ)
Srbijavoz セルビア鉄道公式・・・時刻表・チケット購入可(モバイルアプリは英語対応)
Polazak バス・鉄道ルート時刻表・・・バス停の場所をマップ上で確認できます
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