2025/02/20 Thu
活動
Winter Camp Day 1


Kuzuzangpo la!ブータンで音楽隊員として活動中の浅井里奈です。
今回は、1月27日から31日にかけて行われた、高地に住む子どもたち向けのウィンターキャンプについて、5つの記事に分けてお届けしたいと思います。
ここブータンでは、標高4000mほどの高地に住む人々の多くが、冬になると首都などの低地に移動します。
今回、一緒に過ごしたリンジ小中学校(Lingzhi Middle Secondary School)の子たちは、2日かけて歩いて首都まで降りてきたそうです。
このウィンターキャンプでは首都にある、デチェンチョリン高等学校(Dechencholing Higher Secondary School)を借りて行われ、12人のブータン隊員がClass1~10(日本の小学校1年生~高校1年生相当)の42人の子どもたちととても濃い5日間を過ごしました。
初日はオープニングセレモニーから始まり、子どもたちや保護者の方々が伝統的なダンスを披露してくれました。
今回のウィンターキャンプには、“Learning Together, Creating Together”というテーマがあり、共に学び、共に創り出す楽しさを実感してほしいという思いを子どもたちに伝えました。
その後、Art&CraftとMusicの授業が行われました。
Musicではドレミの歌を歌い、電子ピアノを体験したり、私が持参したリコーダーやフルートなどの楽器を使って子どもたちに楽しんでもらったりしました。
初めての音楽の授業、そして初めての日本人の授業に子どもたちは緊張している様子でしたが、徐々に笑顔を見せてくれるようになり、元気よく歌ってくれるようになったことがとても印象に残っています。
昼食後は体育隊員によるSports Carnivalが開催されました。
このイベントでは、子どもたちが赤色と青色のハチマキをつけて、チーム対抗戦を繰り広げました。
椅子取りゲームやダンシング玉入れ、綱引きなど様々な競技があり、子どもたちが思い切り体を動かして楽しむことができるものばかりでした。
どの競技も子どもたちは全力で取り組み、応援する私たちも一緒に盛り上がりながら絆を深めることができました。
子どもたちの一生懸命な姿を見ていると自然と笑顔がこぼれ、参加するみんなが一体となった貴重な時間を過ごすことができました。
ドキドキで迎えた初日でしたが、子どもたちの心をぐっと掴むような1日になったと思います。
Day 2~5に関しては別の隊員が記事を書きます。次回もお楽しみに!
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