JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

Winter Camp 2026, day 3

2024年8月から探究活動のコーディネーターとして学校で活動しています、吉井玲香です。ウインターキャンプは、ハイランダーの子どもたちとつながれるとても良い機会で、毎日新鮮な気持ちでいろいろな活動をさせてもらうことができました。

ウインターキャンプ3日目は、JICAボランティアは中休み。この日のコーディネートはJICAスタッフにお願いし、校外学習と外部組織の講義の1日となった。

朝、いつも通り集合した後はバスに乗って、プナカゾンへ。

JICAスタッフの案内のもとゾンについて学びを深めた。 17世紀、シムトカゾンについで2番目にシャブドゥン(ブータンを政治的に統一した人)によって作られたプナカゾンはその歴史も長い。この地域の神様が祀られていたり、シャブドゥンの遺体が安置され ていたり、冬を越すために多くの僧侶がプナカへ移動してきていたり、歴史的にも機能的にもとても重要な場所である。初めて訪れた生徒もいるよう。

メインのお寺では中央のブッダを中心に、シャブドゥン、グルリンポチェに頭を下げ、祝福を受けてい る様子が見られた。普段は元気いっぱいではしゃぎ回っている子供たちも、ブッダの前ではとても神妙な表情で手を合わせ五体投地をする。この姿はいつ見てもブータン人の印象的なところである。

会場に戻ってきてから二つの講義 1つ目はUnicef child online protection

スマートフォンが欠かせなくなってしまったブータンにおいて、ユニセフからインターネット上での身の守り方やインターネットの利点と欠点についての講義だった。

ほぼ全員がSNS上にアカウントを持っている状況で、どんな危険なことが起こりうるか、またそのアカ ウントでのプライバシーの守り方、危険な目にあった時の相談先までクイズを用いながらの学習。 情報収集にはとても便利なスマートフォンだが、知らないうちに個人情報が漏れる可能性のある危険な 道具でもある。この講義での知識を生徒自身だけでなく、家族にも共有し、少しでもその知識を持って スマートフォンと向き合えるようになると良いと思う。

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2つ目は全国のブータンの専門学校紹介。座学より手に技術を身につけ、現場へ直結させるのが専門学校。ブータンには公立の専門学校が各地にあり、生徒の興味に応じて分野は様々。クラス8(日本の中学2年生相当)卒業で入学資格が得られる。生徒たちの進路の一つの選択肢として紹介された。高学年の生徒は特に興味を持っていたよう。

ランチの後は交通安全教室とコミュニティサポートの組織の紹介

道路標識や道路の歩き方、渡り方についての講義のあと、実践として近くの横断歩道を渡った。車が少なく横断歩道のないラヤの生徒にとってはとても新鮮であり、これを村に帰ってから家族や友達に共有したいという生徒もいた。交通事故のリスクを少しでも軽減できるよう、正しい知識と実践が生徒とそ の周囲の人へ広まっていくことを願う。

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村での困りごとや家庭での困りごとをサポートする組織RENEWの紹介では、具体的に、寺の再建設、修理、学校の設備の修繕、交通手段の確保、教育の補償など、生徒やその家族にとって身近な問題を取り上げていた。生徒たちが、必要な時にこの組織を上手に使うことができたら嬉しい。

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