JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

南部プンツォリンの大学へ出張

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。
更新が滞ってしまいましたが、私は元気です。

さて、今回はブータン南部のプンツォリンにあるCST(College of Science and Technology)大学に出張に行ってきた話です。
私の所属先であるAMTCではITと農業を組み合わせたスマート農業を実現し、農作物の収量増加や農作業の効率化、農家の収入増などを目指しています。しかしながらAMTCにはソフトウェアを専門とする職員がいないという課題があります。そこでどのようにソフトウェア開発をしているかというとCSTの学生に協力してもらっています。CSTは名前の通りテクノロジーを学ぶ教育機関であり、IT科もあります。CST側としても授業内だけでなく農場という実際の現場に対してソフトウェア開発の経験が積めるというメリットがあるようです。
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今回の出張ではCSTに赴き、担当教員の方々にAMTC側が開発協力して欲しいプロジェクトの内容を説明するというものでした。プロジェクトの内容は本記事では触れませんがミーティング自体は無事に終わり、実りある出張となりました。
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中でも個人的なハイライトは、CSTには勤続15年の日本人の先生がいらっしゃるのですが、なんと私と出身大学が同じでした!しかも所属先AMTCの私の受入担当者も去年の9月まで同大学に修士号を取得すべく2年間留学していたため、なんとブータンという異国の地で日本の同じ大学の卒業生が3人もいるという奇跡が起きました。ニッチなローカルトークができたのは非常に楽しかったです。
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プンツォリンという街自体も非常に面白かったです。
プンツォリンはインドと接しており陸路貿易の要所となっています(Google Map)。私の任地のパロと比べるとガヤガヤしており、標高も300mほどで最高気温は11月にも関わらず30度ほどで熱気が渦巻いており、ブータン国内であるにも関わらず異国のような雰囲気でした。
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そしてこれはブータンとインドの国境の門です。ブータン人はIDカードさえ提示すれば入国できるとのことで、私以外の同僚達は全員ウキウキしながらインドに入国していきました。というのもブータン国内で物、特に電化製品を買うと関税の影響で高くなってしまうため、同僚は関税がかかっていないインド側で電化製品を購入し、ブータン側へ戻ってきました。
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以上です。私の活動では配属先の関係先とのミーティングや農場への電子機器の設置などで度々出張があります。今後も出張記事は書いていこうと思います。

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