JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

ブータンで映画鑑賞

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。
今回は私がブータンで初めて映画館に行った話です。

ブータンでは数少ない娯楽の一つとして映画が挙げられます。そして202411月現在、ブータンではAUM PENJORという映画が絶大なる人気を博しています。皆映画の挿入歌を口ずさんだり車で流したりしています。サビの片手を振るダンスを披露するとめちゃくちゃウケます。

本映画は外見は男性、中身は女性の主演がある日赤ちゃんを保護し、、、ネタバレになると申し訳ないのでここで止めておきます。
正直なところ観る前は全然期待してなかったのですが、予想以上の作品でした。一緒に行った友人は泣いており、私もうるっときました。謎のBGM挿入やカメラワークといった独特な演出もありましたが、満足度が高い作品でした。

そしてこれは海外映画館あるあるなのですが、日本の映画館とは所々違います。
・日本でお馴染みの「NO MORE映画泥棒」のようなものはないです。ただ、入り口には上映中の撮影禁止のポスターはありました。
・周りの観客への配慮を呼びかけるような注意喚起もないです。このあたりは文化の違いもあるかもですね。
・映画は長くて有名なインド映画のように途中休憩がありました。これはありがたいです。
・映写機はパソコンにHDMI接続されているのか、デスクトップ画面で映画ファイルを選択する作業が丸映りでした。
・映写機は2階席の最前列付近に設置されており、2階席最前列の方がトイレに行くと映写機の前を通り過ぎなくてはならず、人影が映るなんていうハプニングもあります。
・お酒とタバコが1秒でも映るシーンでは右下に健康被害に関する注意喚起のメッセージが表示されます。
・チケット代は300ニュルタム(540円ほど)で日本と比べると格段に安いです。

任国での映画鑑賞は現地の文化や社会事情(今回の作品ではLGBTQ)を知れたり、日本と異なる映画体験ができたりするのでおすすめです。今後もブータン映画を見ていこうと思います。

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