JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

肉無し月

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。

ブータンは殺生を避ける国民性があり、日本ではバシバシと叩くハエや蚊の殺生も基本的にはしません。もちろん動物の殺生も嫌厭されており、ベジタリアンの方の割合は日本よりも多い印象です。この殺生が嫌厭される理由はブータンの国教がチベット仏教ということが関連しています。仏教では生命を重んじているため、ハエや蚊といった小さな生き物の命も大切にしています。加えて輪廻転生の考えからもしかしたら目の前にいるハエがご先祖様かもしれないという理由で殺生を避ける傾向にあります。

そんなブータンでは年に2回 肉無し月 という期間があります。この期間は店頭では肉を買えなくなります。今年は1回目が2月下旬から3月下旬、2回目は5月下旬から6月下旬です。というわけで執筆現在は肉無し月の期間です。

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(鍵が掛かっている肉屋さん)

先述の通り期間中は肉を買えなくなるので事前に肉を買い溜めしておきます。今年の1回目の時は4kgストックしておきました。そして今年2回目の肉無し月は、、、完全にその存在を忘れてしまい肉をストックしておらず、現在絶賛ベジタリアン生活中です。

肉無し月期間中は店頭では肉を買えませんが、レストランでは食べることができるのでそこでタンパク質を摂取しています。

以上簡単ですがブータンの肉無し月の紹介と、私が家ではベジタリアン生活をしているという近況報告でした。

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