2025/07/18 Fri
ヒマラヤの彼方で...
ブータン生活で覚えておくと良い英語表現


Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。
ブータンで使われる英語は日本で習う英語と異なる表現や発音があります。今回はその一部紹介です。
・Lakh(s)
ラック(ス)と発音し、これは「100,000(十万)」を意味します。どうやらインド英語の影響のようです。日本語では洛叉とのことです。初めて聞いた時は「え?何???」という感じでしたが慣れてくると便利な表現です。
例えば”100,000”を標準的な英語で表現しようとすると”one hundred thousand”と長いですが、lakhを用いれば”one lakh”で済みます。
”650,000”であれば”six hundred fifty thousand”ですがブータンでは”6.5 lakhs”となります。
”1,000,000”は”one million”とも読みますが”ten lakhs”もわりと耳にします。
・Crore
「10,000,000(千万)」を意味します。同じくインド英語由来です。アパートを建てた知人に建築費を聞いた時に”N crore”と言われその時に知りました。lakhと比べるとブータンでは使用頻度はやや低い印象です。
・@
日本では「アットマーク」と呼ばれますよね。ブータンでは”at the rate”と呼びます。これも初めて聞いた時は「え?え?今なんて?え?え??」という感じでした。外出先でWiFiのパスワードを聞いた時に”abcd@123”のような感じだったのですが「abcdアドダレイト123」と言われた時は混乱しました。
・schedule
日本語では「スケジュール(skédʒuːl)」と発音しますが、ブータンでは人にもよりますが「シェドゥル(ʃédjuːl)」と発音します。調べたところ前者はアメリカ英語、後者はイギリス英語のようです。私の配属先では定時に作物に水をあげることを”water scheduling”と呼んでいるのですが、”ウォータースケジューリング”ではなく”ウォーターシェダリング”と言われた時はちんぷんかんぷんでした。
・only
ブータンでは文末に”only”が置かれて強調のような意味合いを持つ場合があります。例えば生まれてから今までずっとパロで生活している方に出身地・住んでいるところを聞いた時は”I live in Paro only.”のような返答がきます。
・la
ゾンカ語では文末に"la"をつけることで丁寧な表現になります。例えば記事の冒頭で使う"Kuzuzanpola"は「こんにちは」、"la"抜きで"Kuzuzanpo"だと感覚的には「やっほ〜」みたいな感じです。
このゾンカ語の丁寧表現である"la"を英語のテキストメッセージでも使います。例えば"Thank you la."(ありがとうございます)や"Please check it la."(ご確認のほどよろしくお願いします)のような感じです。
以上です。個人的なイチオシはLakhなのでブータン人やインド人と話す時に使ってみてください。
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