JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

グローカルプログラムとの繋がり ~ブータンと海士町~

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。
今回はグローカルプログラムとブータンに来てからの繋がりについてです。

まずは簡単にプログラムの紹介をします。JICA海外協力隊は2~3ヶ月の派遣前訓練を行った後に任国へ赴任します。派遣前訓練は任国毎に長野県駒ヶ根市か福島県二本松市のどちらかに振り分けられます。
2022年からは派遣前訓練よりもさらに前に任意参加で約2ヶ月間の日程で実施されるグローカルプログラムが開始されました。グローカルプログラムでは地方創生の現場を通じてよそ者としての地域の方とのコミュニケーションの取り方や、任地に赴任したことを想定して協力隊員としてのプロジェクトの進め方などを実習を通して学びます。詳しくは以下を参照ください。
https://www.jica.go.jp/volunteer/glocal_program/

私はグローカルプログラムに参加し、2023年7~9月を島根県の海士町で過ごしました。海士町は本土から60km付近に位置する離島です。20年ほど前に町の財政難や島内唯一の高校が廃校寸前に陥るといった危機を迎えつつも、町全体で乗り越えたという地方創生のロールモデル的な存在です。
プログラム参加時点で私はブータンにてスマート農業に関する活動をすることが確定していたため、少しでも日本の農業を知りたいと思い農家さんのお手伝いをさせていただきました。


さて、今回の記事はグローカルプログラムとブータンに来てからの繋がりです。
ブータンと海士町はかねてから交流があり、海士町の島前高校生が海外研修の一環で毎年夏に訪れています。2024年、2025年ともに島前高校生が来た際は食事会や現地での研修に同席させてもらい、高校生たちのブータンでの活動を聞いたり、私のブータンでの生活を共有したりしました。高校生で既にブータンを訪れることができるなんて率直に羨ましいと思いつつも、彼らの若き好奇心から私も刺激をもらえました。写真は高校生たちがブータンの民族衣装を着てパロにある王立学園を訪問している際の様子です。
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2024年9月には前副町長である吉元さんがブータンにいらっしゃった際に一緒にご飯に行かせてもらいました。グローカルプログラムの際にいつも私を気にかけてくださっていたので、ブータンで再会できたことは非常に嬉しかったです。

2024年11月にはJAPAN WEEKという日本文化を紹介するイベントにて、キンニャモニャ踊りを披露するステージ企画があり、私も混ぜてもらいました。まさかブータンでもこのしゃもじを見るなんて予想もしていませんでした。
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2025年8月には大阪万博にて、前年にブータンに訪れた島前高校生たちの海外研修の発表の場の一企画として任地パロから生中継をさせていただきました。グローカルプログラムを通じて万博来場者にパロの風景を共有できる機会となりました。
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今年の3月には海士町で報告会を実施する予定となっています。
私の場合はグローカルプログラムの研修場所である海士町と任国ブータンの間で既に繋がりがあるという特殊な状況ではありましたが、他の多くのグローカルプログラム参加者が赴任後も関係を持ち続け、それぞれのやり方で「グローバルとローカルの往復」を続けていけたら素敵だなと思いました。

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