JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

体育隊員日記#28 〜同僚との別れ〜

こんにちは!

今期の記事を担当する岩本です。

今回は、現在行っている授業の様子と、職場で直面しているブータンの社会問題についてお話ししたいと思います。

今月はバスケットボールの授業を行っています。

去年の反省から「最初のスタートが肝心」だと痛感していたため、今期はあえて厳しめの姿勢で指導をスタートさせました。

授業内容は、昨年のカリキュラムをブラッシュアップし、生徒たちがより主体的に取り組みやすい環境づくりを心がけています!例年通り、やる気を引き出すのが難しい生徒へのアプローチにはまだ課題が残りますが、一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしながら、解決の糸口を探っていきたいと考えています。

少し話が逸れますが、今ブータンで深刻な問題となっている「オーストラリアへの人口流出」についてお話しします。

赴任当初から、先輩隊員たちが「CP(カウンターパート)がオーストラリアに行ってしまった」「同僚が移住するらしい」と話しているのを何度も耳にしてきました。当時はどこか他人事のように捉えていた部分もありましたが、今年に入り、私にとっても非常に身近な問題となりました。

特に仲の良かった同僚が1人オーストラリアへ渡り、さらにもう1人も、2ヶ月後に移住のため退職することになったのです。

任期の2年間、当たり前に隣にいてくれると思っていた存在だったので、正直なところ、今は寂しい気持ちでいっぱいです。

言葉が拙い私にいつも寄り添い、たくさん助けてくれた彼らは、私が活動を頑張れる大きな原動力になっていました。正直、ブータンでここまで心から信頼し合える仲間に出会えるとは思っていませんでした。

仕事もプライベートも、本当にたくさんの時間を共有してきたからこそ、お別れを突きつけられた時は不安と寂しさで胸が締め付けられました。

しかし、私自身もJICA海外協力隊として「外の世界を見ることの大切さ」を学んでいる身です。だからこそ、彼らの決断を心から応援したいと思っています。外で得た経験をいつかブータンに持ち帰り、国をより良くしていく——そんな循環が生まれることを願っています。

生徒たちとの時間はもちろん、それと同じくらい、あるいはそれ以上に共に過ごす同僚との時間を、これからも一日一日大切に楽しんでいきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は古川です!

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