JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#05 小学校教育×障害児・者支援×青少年活動のコラボレーション!大学にてセミナーを行いました!

Hola, ¿cómo están? (こんにちは、みなさんお元気ですか?)

ボリビアでは、現在(2024年9月末)、約40人の協力隊員が、様々な職種と任地で日々活動を行っています。

先日、ボリビアのラパスにあるUMSA(Universidad Mayor de San Andrés)という大学で、インクルーシブ教育の部署に所属しているJICAの帰国研修員と協力し、セミナーを開催しました。

普段は職種も任地も異なる5人ですが、「日本の特別支援教育・インクルーシブ教育」をテーマに、オンライン会議などで打ち合わせを重ねながら準備を進めてきました。

私たちは、ボリビアに赴任する前は、それぞれの校種で特別支援教育に関わる教員として活動していました。

今回、大学でセミナーを行うのは初めての経験でしたが、戸惑いながらも2日間のセミナーを楽しみながら実施することができました。

当日は約400人の先生方、大学生、保護者にご参加いただき、大学のテレビ局による撮影もあり、大規模なセミナーとなりました。

事後のアンケートでは、多くの方々からお褒めの言葉をいただき、セミナーを実施して本当に良かったと感じました。また、質問も多く寄せられ、参加者の皆さんの意識の高さと、ボリビアの特別支援教育をより良くしていきたいという熱意が伝わってきました。

写真4.JPG

セミナーの最後には、登壇者として私たちも研修の修了証明書をいただき、非常に貴重な2日間となりました。

以下に登壇した隊員の感想を記載いたします。

・ボリビアの方々の熱量を感じました。有り難い経験でした。

・ボリビアの「特別支援教育」に携わる方々と一緒に研修を実施することができたこと、受講者の方々の学ぶ意欲(当事者性を持って質問する姿や体を使った活動にも参加する姿)を近くで感じることができる貴重な体験ができました。ありがとうございました。

・障害をもつ学生が主体的に取り組む姿に多くの刺激を受けました。今後のボリビアにおける特別支援教育の可能性を感じました。

・「特別支援教育」に対する受講者の熱心な姿から、私自身も活動先で何ができるかを改めて考え、取り組んでいきたいと思える有意義な時間となりました。

・こんなに大勢の方の前でスペイン語で話す経験は初めてで、緊張と不安でいっぱいでしたが、とても楽しい2日間となりました。残り6ヶ月の任期で、少しでもボリビアの方々に還元できるよう、引き続き頑張りたいです!

今回実施したセミナーの内容は、10月にオンラインでも実施します。

これからも多職種の隊員と協力し、ボリビアの特別支援教育やインクルーシブ教育が少しでも良くなるよう、活動に取り組んでいきます。

文責

吉田 典子(2022年度3次隊/障害児・者支援/コチャバンバ県コチャバンバ市)

平島 将崇(2023年度1次隊/小学校教育/ラパス県ラパス市)

柿本 文 (2023年度1次隊/小学校教育/サンタクルス県オキナワ市)

伊藤 和輝(2023年度3次隊/障害児・者支援/サンタクルス県サンタクルス市)

中庭 藍 (2023年度3次隊/青少年活動/サンタクルス県サンタクルス市)



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