JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#195【特別編⑰】あなたにとってJICA海外協力隊とは?【栄養士/荻原】

Q.まずは自己紹介をお願いします。

私は現在、ボリビアのタリハ県で活動しています。タリハ県は少し田舎なこともあり、人々は温かく、治安も良く、時間がゆっくりと流れるような場所です。活動内容としては、孤児院に暮らす子どもたちに対して、食育や栄養相談、身体測定などを行っています。

Q.あなたにとってJICA海外協力隊とは?

『アナザースカイ』

しかしそれは、特別なものというよりも、日常の中でふと蘇り、心を温かくしてくれる大切な日々となった、という意味です。人生や価値観が180度変わったということではなく、スペイン語の音楽を聴いたとき、レンガの家を見たとき、ふと空を見上げたときに思い出して心が温かくなる

――そんな愛おしい時間となったからです。

あえて言いますが、たかが2年間で人間はそう簡単に変わりません。それでも確実に、僕はボリビアの人々と共に過ごし、同じものを食べ、同じ時間を生きました。もし僕が人間として成長できるとしたら、それは日本に帰り、この経験を本当の意味で自分の中に落とし込み、直接的でなくとも誰かの助けになれたときだと思います。

この日記を書いている今、僕は帰国まで残り約2カ月となりました。 JICA海外協力隊には3つの目的があります。

  1. 開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
  2. 異文化社会における相互理解の深化と共生
  3. ボランティア経験の社会還元

1はもちろん、今後は2にどう携わり続けられるか、そして3としてどのように還元できるかを考えるフェーズに入ってきていると感じています。 僕はそのことを考えるだけの思い出を、ボリビアから十分にもらうことができました。ボリビアには感謝しかありません。

この経験を「楽しかったな」で終わらせるつもりはありません。気負っているわけではないですが、いつかどんな形であれ、こんな僕を受け入れてくれたボリビアに恩返しをしたいと思います。

この日記を読んでくださる方の中には、「行くか迷っている」人もいるかもしれません。隊員全員が幸せな最後を迎えられるわけではないので、無責任なことは言えませんが、少なくとも僕にとってボリビアはアナザースカイになりました。

Esperame Bolivia, sí o sí voy a volver. (待っていてくれ、ボリビア。必ず戻ってくるぜ!)

――まだボリビアにいるけど(笑)

ありがとうございました。

文責 荻原 健吾(2024年度1次隊/栄養士/タリハ県タリハ市)

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