2026/08/09 Sun
活動
#217 【番外編/その①】8月帰国の隊員に聞きました!2年間の活動を漢字一文字で表すと!?

2年間の任期を無事に終え、8月に帰国する2024年度1次隊の皆さん。まずは、サンタクルス県で活動していた石橋代基さんと布川理紗子さんに『ズバリ!2年間の活動を漢字一文字で表すと!?』と聞いてみました。
(1枚目の集合写真は、2024年度1次隊が2024年8月にボリビア着任した時の写真です)
まずは、サンタクルス県サンタクルス市で体育隊員として活動していた石橋代基さん。
2年間の活動を表す漢字は…
『変』
価値観、考え方、性格、そして進路まで…この2年間で自分自身が大きく変わったのでこの漢字を選んだという代基さん。日本にいたらこのような変化はなかったといい、日本の反対側にあるボリビアで活動したからこそ得られた変化であり、自分自身が大きく成長できたといいます。
中でも最も変わったのが「考え方」。今までは徹底的に準備をしてから物事を進めることが多かったそうですが、ボリビア人と関わる中で「まずはやってみること」の大切さを実感。今ではある程度の準備はするものの、まずは挑戦することを重要視するようになったそうです。
サンタクルス市内の学校で活動していた代基さんですが、活動スタートから2カ月ほど学校での活動はできなかったそうです。配属前は、活動先で「あんなことをやろう、こんなこともやりたい!」と考えていたものの現実はそうはいかず…学校に訪問することはあっても活動校として決まらず、事務所で過ごす日々。まだ慣れないスペイン語…しかもサンタクルス県特有の訛りの強いアクセント…何もわからない状態が数週間続き、この時期はなぜボリビアに来てしまったのか思い悩み、早く帰りたいとすら思っていたそうです。そんな時、たまたま会った先輩隊員からかけられた「自分自身から行動するしかない。行動することで環境を変えられる可能性もある」という言葉が代基さんの背中を押しました。配属先の事務所長に「学校を訪問したい、活動校を決めたい」と何度も話しに行き、時間はかかったものの、活動校を決めることができました。
こうして自ら行動し、自分の居場所を見つけ出した代基さん。活動が始まってからは文化の違いにも直面しました。日本の子どもたちは先生が話す時は静かに話を聞き、授業に集中できますが、ボリビアの子どもたちはとてもアクティブ。先生が話をしてもおしゃべりをしたり、どこかに行ってしまうことも多くあったそうです。また、ゴミをゴミ箱に捨てるということがボリビア全体として定着していないため、毎日毎日、子どもたちに「ゴミはゴミ箱へ!」と呼びかけ続けたそうです。国が違うことで生じる文化や価値観、さらには人の性質まで異なることを改めて実感しつつ、そこに対応していくことに苦労したそうです。
一方で、嬉しかったのはずっと行ってきた研修が実を結んだこと。配属先やJICAで複数回、体育教員向けの研修を実施。ボランティア期間残り4カ月の時に行った「なわとび研修」で、いつも研修に来てくれていたボリビア人の先生から、「あなたの研修はとても有益だし、私の体育の授業でも使わせてもらっているよ。これからも研修を続けてほしい」という言葉をもらったそうです。それを聞いて、上手くいかなかった期間が長かったものの、挫けずに取り組んできた結果が実を結んだと実感したといいます。2年間の活動で一番嬉しかったことだそうです。
そして、プライベートで没頭していたことは「トレーニング」。元々好きだったそうですが、ボリビアに来てからは様々なことに対するストレスを解消するために日本にいた頃以上に、トレーニングを行うようになったといいます。重い重量を上げ、過去の自分を超えることを常に目標にし、それがとても楽しみだったそうです。トレーニングする習慣がついたため、日本でも継続したいと考えているそうです。
☆代基さんからみんなにメッセージ!!
『任期があと少しの隊員もいればまだまだある隊員もいると思います。この2年間でつらい期間が必ずあると思いますが、その期間が人を変えますし、必ず成長させてくれるものだと思います。
しかし、時には楽をしたいと思うことがあると思います。そんな時は息抜きにゆっくりしたり、散歩しに行ったりすればいいと思います。大事なことはこの2年間で何をして何を残したかよりも、どう過ごしてどう変わったか、どんな人になれたか、だと思っています。
残りの期間、健康第一で過ごしてください!皆さんの活動を応援しています!』

続いては、サンタクルス県の日系移住地コロニア・オキナワでの栄養士隊員として活動していた布川理紗子さん。
2年間の活動を表す漢字は…
『甘』
現地の方の優しさ、おおらかさにたくさん「甘えさせてもらった」という理紗子さん。野菜や食べ物ををわけてもらったり、料理をご馳走になったり、幾度となくお世話になり感謝してもしきれないといいます。活動では落ち込むこともあったそうですが、振り切って「自分にも甘く」することで気持ちが楽になりそれが異国でも楽しく過ごすためのコツだったとのこと。そして、よく驚かされたのがボリビアの飲み物やおやつの「砂糖の甘さ」。特にモコチンチ(甘いスモモのジュース)とアロスコンレチェ(甘い牛乳粥)が最初は苦手だったそうですが、今ではすっかりその甘さにも慣れてしまったそうです。慣れってすごい!
甘いものに溢れたボリビアで、健康的な食事を提案するために一生懸命作った煮物や炒め物が現地の人に受け入れてもらえなかった時に最初の挫折を感じたといいます。その後も色々と作って食べてもらったり、食堂に立ち寄ってメニューや食事の観察を繰り返すうちに、ボリビア人の食に対するこだわりが少しずつ見えてきたんだとか。時間はかかったものの続けてきてよかったといいます。
これまでも多くの隊員が挙げていますが、ボリビアは何事も「行き当たりばったり」なところがあります。理紗子さんもまた「当日にならないとなにもわからない」ことが一番大変だったと語ってくれました。ワークショップなどを実施しようとしても当日、参加者が集まらなかったり、場所が確保されてなかったり…何度も計画倒れしてしまったそうです。
しかし、そんな中、実施した食育ワークショップの後、ある売店の女性が自ら商品内容を少し変えてくれたことがすごく嬉しかったそうです。小さな変化ではあるものの、自発的に行動を起こしてくれたことにすごく感動したといいます。
活動以外では、カラオケにハマった理紗子さん。金曜日の仕事終わりにカラオケに行き、スペイン語の曲やラテンのダンスを教えてもらったことが大切な思い出。時間を気にせず踊るのは楽しく、ストレス発散のいい機会にもなり大好きになったそうです。
☆理紗子さんからみんなにメッセージ!!
『何より健康第一で、自分らしい隊員生活を送って欲しいです。皆さんのことを心から応援しています。ありがとうございました』
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根気強く子どもたちと向き合い、みんなのお兄ちゃんのように慕われていた代基さん。現地の人々の健康を願い、コロニアのみなさんに献身的に寄り添っていた理紗子さん。
ボリビアでの経験を糧に、帰国後もますますご活躍されることを祈っています。
¡¡¡Nos vemos!!!
文責 高橋 望(2024年度3次隊/番組制作/サンタクルス県サンタクルス市)
→ 次号、【番外編/その②】に続きます
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