JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#79 ボリビア子ども食堂での栄養士隊員の1日【栄養士/長谷川】

バトンリレー第57弾

栄養士隊員として活動中の長谷川祐です。活動先は貧困層家庭の子供達のための“子ども食堂”の役割を担う児童福祉施設で、昼食と2回のおやつを提供しています。(カウンターの料理「フェイジョアーダ」はブラジル料理ですが、任地のサンタクルス県でも定番料理になっています)メニューは毎週会議で(ぱっと5分くらいで)決められます。

そのメニュー会議の中、突如、自分が日本の学校の料理をメニュー提案する(作る)、という話に!

まだ来て2週間、ここの調味料も食材も料理も分かってないのに、「へ?お?おおっけ!」とノリで返してしまったことをちょっと後悔しながら、「カレーピラフチキンライス、(だし酒みりん無しの)肉じゃが豆乳黒蜜プリン」を職場の方々に作ってみました。

カレー粉はあまり馴染みがない調味料のようで、職場の人はみんな知りませんでした。でも、結果カレーピラフは大好評!さっそく翌日カレー粉を買ってきてくれて、カレー風味のご飯を子供達にも紹介できました。その日のおかずが「パパリサ」で、黄色×黄色になったけど、まぁよし!

パパリササンタクルス県定番の家庭料理で、細かく切った牛肉、野菜、潰したじゃが芋をスープで煮込み、クミンや塩で味付けした料理です。ちなみに、多くの子がいつも美味しそうに食べている一方、何人か(潰したじゃが芋から出る)甘さが苦手、と言う子も…。

これはその後、仕事をしてるフリをしながら子供達に交じってコメディを見て、ちゃっかりおやつ(本日3食目)もいただいている写真なのですが、このメキシコの「El chavo del 8」というコメディ、放送年は1973年!今でもボリビアの子供達の中で大人気だそうです。ちなみに「OSHIN」もボリビアで放送されたそうですが、あのおしんでさえも1983年生まれらしい。ちなみにスペイン語聞き取れないので面白ポイントはわかりませんでした(笑)。

写真④.jpg

配属から1か月が経ち、子供達に食育授業をさせてもらえたり(日本と違って突発的なことも多くて戸惑うことも多いけど…)少しずつ栄養士として認識してもらえてきてる?かな…?語学、料理研究、体型維持(毎日職場で昼食+おやつ2回!食べ過ぎ!)自分のペースで頑張ろう~。

文責 長谷川 祐 (2025年度1次隊/栄養士/サンタクルス県モンテロ市)

➡➡ 次は同期隊員の重松さん、お願いします!

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