JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#85 お世話になった先輩隊員へのインタビュー【後編】

インタビュー後編をどうぞ♪♪♪

Q3.後輩隊員にメッセージ

上手くいかない事も多いと思いますが、自分がやりたいことと、配属先・対象者に期待することを明確にしてすり合わせをすることで、活動に充実度が増すと思います。また、活動だけに限らず、異文化理解という面でも様々な事を自分の目で見て、肌で感じて2年間を楽しんでもらいたいです。

Q4.インタビューアー 冨田からの質問

麻美さんを見ていると、いつも、どんな時も周りの事を考えているなと思うのですが、周りの事を考えるコツなどはありますか?

JICA海外協力隊としての経験ではなく、全て選手時代に培われたものだと思いますが…

実業団でソフトボール選手としてプレーをしていた頃から、私の原動力は「誰かのため」にあります。例えば、ファンの方が足を運んでくださったその1日を無駄にしない、だから目の前のプレーに全力を尽くす。この考えは勝ち負け以上の価値を生むと感じてきました。(当然、勝ちにこだわってきましたが…。)なので、「誰かのために」というのが今も私の中に原動力としてあります。

現在、野球・ソフトボールの指導にあたっていますが、逆に現地の方から学ぶことも多く、インプット・アウトプットの割合が大切だと感じています。インプットが多すぎると情報過多になり、アウトプットが多すぎると見返り求めてしまうので、バランスは大事だなと思います。

原動力という言葉が自分の中で響いて、なおかつそれが「誰かのため」というのが麻美さんのボランティア精神を学ばせてもらったなと感じました。インプット・アウトプットの割合は今後の活動で活かしていきたいです。

【編集後記】

今回は2つの活動先(一回は球場でのボリビア代表の合宿。もう一回はボリビア・コチャバンバ代表の練習)を訪問させてもらいました。

その中でコチャバンバ選手の練習場の地面がコンクリートだったのは、衝撃的でした。

なおかつ、電球が切れていたり、違うスポーツの練習をしにきた人達と練習場を譲り合ったり…

それを麻美さんに伝えると、資金や環境が整っていなくても工夫すれば活動は可能で、何事も意外となんとかなる。同じ配属先で活動されていた先輩隊員の方が多い分、比較されることもあり悩むこともありましたが「自分にしかできない事もある」と言ってたのが印象的でした。

12月にペルーである国際大会でのご活躍、並びに、残りの任期、ベストを尽くせるよう応援しています。

文責 冨田 望(2024年度1次隊/水泳/コチャバンバ県コチャバンバ市)

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