JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#96 隊員OVに独占インタビュー【土壌肥料/岸本】

「隊員OVに独占インタビュー」

今日のインタビュイーは土壌肥料の職種で活動された岸本さんです♪

彼女は一度協力隊派遣後もコロナ禍で日本に緊急帰国となり長い国内待機期間を経て、ボリビアに再派遣されました。協力隊終了後も、再びボリビアに戻って来ています。

ボリビアでは隊員活動終了後に再び戻ってくるOVが多いのです〜それだけ居心地が良いということでしょうか。

それではインタビュースタート!!

Q.1 協力隊参加後の現在は何をしていますか?

現在は北海道大学の研究員として、大学が実施するJICA草の根技術協力事業「日系人社会が牽引する持続的な循環型農業システム確立のための支援」に携わっています。こちらの事業対象の一つが、協力隊の時の任地であるオキナワ移住地です。

この事業での私の担当は「現地調整員」であり、現地に数カ月滞在し、プロジェクトの管理・運営の補佐や、現地の畑で行われている試験の管理や評価、またプロジェクトの広報などを行っています。つい先日、隊員の時に一緒に活動をした同僚が、プロジェクトの一環で日本に研修に来ることになり、通訳の業務も経験しました。

協力隊の任期終了後も業務でボリビアに渡航し、協力隊の時に築いた元配属先の同僚や現地の方々との関係性が維持できていること、また自分の専門(農学系)を活かしながら業務ができていることにやりがいを感じています。

Q.2 協力隊経験を経て変化したことは?

協力隊経験を経て変化したことは、いくつか思い当たることがありますが…中でも一番変わったなと思うことは、「とにかく行動する」ようになったことです。今まで全く行動しなかった訳ではありませんが、行動までに考え込んでしまうタイプでした。

協力隊の期間は2年が原則であり、終了日が決まっています。2年の任期の間に、配属先と考えた活動を行うには、「とにかく行動するしかない!」と思いました。

しかし、行動するにも未知の環境では一人でできることなんてわずかです。配属先の同僚や周りの方々の力も必要となるため、コミュニケーションも必要となってきます。そうすると、コミュニケーション力にも変化が起こり、また語学力もレベルアップするようになりました。

私の場合、こんな感じに数珠繋がりで変化したなと思うことがたくさんあります。

Q.3 後輩隊員(現在活動中〜これから隊員になる人も含めて)にメッセージをお願いします!

任国での生活や活動は、驚くことや慣れないことなど良くも悪くもたくさんのことに直面すると思います。言葉の壁にぶつかったり、文化や考えの違いから活動が思うように進まなかったりすることも多々あり、協力隊への参加そして隊員になってからもこれらの壁に直面する覚悟が必要だと思います。

ですが、これらの経験を通して任国を知るだけでなく、自分をレベルアップさせてくれるような経験もたくさんあります。

健康と安全第一で、楽しみながら協力隊生活にチャレンジしてください!

写真3.jpeg

【インタビュイー・写真提供】

岸本 明莉(2021年度7次隊/土壌肥料/サンタクルス県オキナワ市)

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