JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#39 ボリビアプロレス~アンデスの闘う女神たち~【上下水道/大津】

バトンリレー第17弾!!

Jallalla!(ハリャリャ) Imaynalla?(イマイナリャ)
こんにちは!元気ですか?  

この言葉はケチュア語といい、主に南米のアンデス地域で話されている言語です。ボリビアでは公用語の一つになっています。私の活動している任地でも話されています。

改めまして、コチャバンバ県で上下水道隊員として活動しています、大津一真です。

今回は、ボリビアのプロレスをご紹介します。

ボリビアには、先住民族が独特の衣装を身にまとい闘う女子プロレスがあります。

その名は、チョリータプロレス

チョリータとは、ボリビアやペルーで先住民(インディオ)の血を引く人々の女性を指す言葉です。
チョリータたちは、何枚も重ね着したスカート、刺繍付きのショール、頭に乗せた山高帽などのカラフルでエレガントな服装で試合に臨みます。

ドレスが舞い上がる華やかな動きが独特で、アクロバットや関節技、投げ技などを駆使して観客を魅了します。

コスチューム、入場曲、決めポーズなど、レスラーごとの個性が光っており、伝統衣装を着た女性たちがリング上で繰り広げる戦いは、迫力満点です!

私は最前列で観戦することができ、リングに響く打撃音、観客の歓声、レスラーの表情、そのすべてに臨場感があり、圧倒されました。
場外乱闘もあり観客をも巻き込み、会場全体が一体となり大盛り上がりでした。

チョリータプロレスは、ボリビアの伝統と現代のエンターテイメントを融合させたユニークな文化イベントでもあります。
女性たちがプロレスを通じて自己表現し、差別や貧困を乗り越え、社会的な地位向上、自立と誇りを取り戻す彼女たちの姿は、ただの娯楽を超えた社会的・文化的メッセージを発信しています。

試合後には選手たちと記念撮影ができる時間が設けられており、一緒に撮って頂きました。

チョリータプロレスは、ボリビアの文化を体感できる貴重な機会です。

ぜひその迫力ある試合を観戦してみてはいかがでしょうか。

文責 大津 一真(2024年度1次隊/上下水道/コチャバンバ県ティキパヤ市)

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