JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#68 コチャバンバに日本の風――サンシモン大学で日本セミナー開催【行政・事業マネジメント/重留】

バトンリレー第46弾

ボリビア、コチャバンバ在住の重留真代です。 

今年91日、私の赴任先のサンシモン大学で、日本の魅力を紹介するセミナーを開催しました。このセミナーは、在ボリビア日本大使館、JETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)、JICA(独立行政法人国際協力機構)とサン・シモン大学の初の連携事業として実施されたものです。学生をはじめとする多くの方々に日本への理解と関心を深めてもらうことを目的としました。

画像1.jpg

メインとなる講演では、日本大使館から国費外国人留学生制度についての説明があり、将来日本で学びたいと考える学生たちにとって貴重な情報が共有されました。また、JETRO リマ事務所から高度外国人材の取り組みの説明があり、日本で働くという選択肢に興味をもつ若者たちに強い印象を与えることができました。

講演後には、参加者からの質問が相次ぎ、会場の熱気がさらに高まります。その関心の高さから、日本への期待と好奇心がひしひしと伝わってきました。

画像3.jpg

画像5.jpg

さらにセミナー後半では、日本の伝統文化を体感できる特別プログラムも実施。茶道、弓道、合気道の実演が行われ、来場者の一部は実際に体験する機会も用意しました。静寂の中に凛とした空気が漂う茶道、弓を放つ緊張感と集中力が求められる弓道、そして動きの中に心を通わせる合気道――どれもが参加者に新鮮な驚きと感動を味わっていただけたと思います。

会場には立ち見が出るほどの大盛況。報道関係機関も入るなど、日本文化がサンシモン大学に息づいた一日になったように思いました。

さて、サンシモン大学は、コチャバンバを拠点とする国内有数の名門公立大学18の学部を持ち、約59,000人もの学生が在籍しています。大学院プログラムに加え、地域住民を対象とした継続教育も展開し、ボリビア社会に深く根ざした教育機関です。

今回のセミナーをきっかけに、日本への理解がさらに広がり、同大学から日本へと羽ばたく留学生や将来的に日本でのキャリアを目指す若者たちが増えることが期待されます。

今後も多方面で、日本とボリビアの絆が、ますます深まるような活動を目指します。

文責 重留 真代(2024年度3次隊/行政・事業マネジメント/コチャバンバ県コチャバンバ市)

➡➡ 続いてはサマイパタに住む箕田さん!お願いします

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ