JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#59 ボリビア(コチャバンバ市)の足首事情【理学療法士/竹下】

バトンリレー第37弾!!

皆さん、こんにちは!

ボリビアのコチャバンバ県コチャバンバ市で理学療法士として活動している竹下知慶です。今回は現地で過ごしている中で感じたことを自分の専門性と絡めて紹介したいと思います。

私の配属先には毎日患者さんが相談や治療に訪れます。訴えで最も多いのは腰痛で、その原因の一つは、いわゆる反り腰の姿勢。日常的に腰へ多くの負担をかけながら生活している人が多いということでしょう。また日ごろ、私に身体の不調を訴えに来るのは患者さんだけではありません。大家さん、配属先に来る実習生、他の隊員やその知り合いなどなど。それぞれの話を聞いていると、ある訴えが多く聞かれます。それは足首の痛み。多くの場合、捻挫です。怪我の程度はわざわざ病院にかかるほどでもない軽いもの。その数は腰痛患者さんの数に匹敵するほどです。なんでこんなに多いんだ。。。職業柄その原因が気になってしまい、ちょっと考えてみることにしました。

まず環境要因として、ボリビアの地面の状態について見ていきます。

現場①
写真2.jpg

ボリビア第3の都市、ここコチャバンバの市街地には綺麗に整備された公園がいっぱいあります。その中の1つ、コロン公園の一画に足首を痛めそうな現場はあります。写真は車いす用に設けられたスロープ。高さ23㎝の段差に対して角度約15°の傾斜。スロープとしてはかなり急です。足を踏み出したら自然と滑ります。ここは特に傾斜のきつい箇所ですが、市内には同じようなところが随所に見られます。

写真3.pngまた現場からはコチャバンバの象徴であるキリスト像がいい具合に見え、きれいな青空の下、思わず景色に見惚れてしまいます。(赤丸は当該のスロープ)

写真4.jpgさらに、ここは交通量の多い交差点で車や信号に気を取られ足元が疎かになりがちです。高い段差や傾斜のきついスロープ、整備された街中を歩くときでも常に足元に注意する必要があるようです。

現場②

写真6.jpg場所は変わって、こちらは大通りの歩道。私は日本でこんなに存在感のある街路樹を見たことがありません。木の根っこが成長し地面を押し上げています。自然の力はすごい!
というか日本の街路樹のある歩道がこのように盛り上がっていないのがすごい!樹木の種類を選んでいるのか、地中に特別な処置がされているのか、帰国したら確かめてみたいものです。現場は地面の状況が特に顕著な場所ですが、とにかくこのような状態の歩道が多いのです。

以上のような現場は市内に数多く見られ、押し並べて地面の状況が人々の足首にとってなかなか過酷であることが分かりました。


そして身体要因について言えば、ボリビア人の足首の硬さです。日本でも最近は足首が硬く和式トイレを使えないケースが増えていますが、ボリビアでは和式トイレのような座り方をしません。というかできないし、特にする必要がありません。座るときは地べたに直接お尻をついています。

人間の足首が曲がる参考角度は20°だとされていますが、今まで見たボリビアの患者さんは5°~10°。そりゃ凸凹した道を歩いてたら痛めやすいですね。みなさん気を付けてくださ~い。以上、現場からお伝えしました!!

文責 竹下 知慶(2024年度2次隊/理学療法士/コチャバンバ県コチャバンバ市)

➡➡ 次はアルゼンチンとの国境タリハ県に住む隊員からお届けしま〜す

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