JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#54 ボリビアのオーケストラと民族音楽【音楽/田名辺】

みなさん、こんにちは。バトンリレー第32弾!!

ボリビアのコチャバンバ県コチャバンバ市で音楽隊員として活動している田名辺です。現在は、エドゥアルド・ラレド学校という音楽学校でファゴットの指導を行っています。
今回はコチャバンバ市で開催されたボリビア独立200周年記念演奏会についてご紹介したいと思います。

私が勤務している学校の同僚の多くがOrquesta Sinfónica Munincipal Cochabamba (市立コチャバンバ交響楽団)というオーケストラに所属しています。このオーケストラはコチャバンバ市を代表するオーケストラで、日本でいうと札幌交響楽団のような位置づけです。ほぼ毎月、定期的に演奏会が行われています。
そんな中、ボリビアは202586日に独立宣言からちょうど200年という節目の年を迎えました。この日は「Bicentenario(ビセンテナリオ)」と言われ国中でさまざまな祝典が開催され、記念硬貨も発行されました。

今回の演奏会は、そのBicentenarioを祝う特別なもので、オーケストラだけでなく、ダンスやフォルクローレ(民族音楽)、合唱団との共演という、とても豪華な内容でした。全体は3部構成で、各部に5曲ずつ、合計15曲を演奏しました。
特に印象的だったのは、ヴァイオリンを弾いていた同僚が、突然、ボリビアの伝統的な管楽器であるケーナサンポーニャを演奏し始めた場面でした。伝統楽器を演奏できる人は少なくありませんが、普段は弦楽器を専門としている彼が、管楽器まで自在に操る姿には大きな衝撃を受けました。私も「買っただけでインテリアになっているケーナとチャランゴを練習しなきゃ…」という気持ちになりました。
私にとってはあまり馴染みのない曲が多く、覚えるのは正直大変でしたが、クエカをはじめとした伝統的な楽曲をオーケストラの編成で演奏できたことはとても貴重な経験でした。普段耳にする伝統楽器とは違った、オーケストラならではの厚みのある響きが、聴く人たちを大いに楽しませていたように思います。

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そして、演奏会の最終日にはアンコールの声が上がり、会場全体で「Viva mi patria Bolivia(ビバ・ミ・パトリア・ボリビア)」を合唱して、演奏会は感動のうちに幕を閉じました。
ボリビアに来て約半年が経ちますが、自分たちが作り上げた音楽を、現地の人々と共に楽しむことができたこの経験は、何ものにも代えがたいものでした。改めて、音楽が持つ力、そしてその「在り方」を考えさせられる機会となりました。


文責 田名辺 麻衣(2024年度2次隊/音楽/コチャバンバ県コチャバンバ市)

➡➡ NEXT どうやらボリビアでマラソンをしている同期隊員にお繋ぎします

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