JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#114 コーヒー1杯に砂糖4杯?ボリビアで学んだ食文化と健康課題 【栄養士/松永】

隊員バトンリレー第二弾がいよいよスタートします!

記念すべき1人目の隊員は・・・・・

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こんにちは!
ボリビアの栄養士隊員の松永です!

ボリビアで生活していると、日本での「常識」や「当たり前」が次々と塗り替えられる出来事に出会います。今回は、私が栄養士として活動していることもあり、ボリビアの食文化、特に砂糖の消費についてお話ししたいと思います。

ボリビアに来て一番驚いたこと
それは。。。



砂糖の消費量の多さです。
写真_松永2.jpg

日常の一コマ① コーヒーと砂糖


コーヒーを飲むとき、砂糖をスプーン34杯入れる人は珍しくありません。中には「人生で一度も砂糖なしでコーヒーを飲んだことがない」という人も多くいます。

そのため私が「砂糖なしのコーヒーもおいしいよ」と勧めて、初めて挑戦してみるボリビア人もいます。 反応はさまざまで、「うえー」という顔をする人もいれば、「おいしい!」と言って、その日から砂糖なしで飲むようになった人もいました。この方はコーヒーの砂糖以外にも、ジュースなど砂糖全般の消費を減らしたため、お腹の脂肪も減って身体が軽くなったと嬉しそうです。

日常の一コマ② いつもソーダやジュース


コーラは職場でも学校でも当たり前のように置かれており、日常的に飲まれています。特に3リットルサイズが最もポピュラーで、私の記憶では日本ではあっても2リットルサイズだと思うので、始めはペットボトルが大きすぎることにびっくりしました。

食事と一緒にジュースやソーダを飲むのが一般的で、水を飲む習慣がある人は一部に限られます。日本のように、砂糖の入っていない飲み物の選択肢はほとんどなく、実質的に水しかありません。南米で良く飲まれるマテ茶に砂糖は入れませんが、日本の麦茶や緑茶のようにお茶を飲む文化はありません。カモミールティーなどのハーブティーにさえ砂糖を入れるほどです。
日本人の感覚からすると、「ハーブティーに砂糖?」と驚いてしまいますよね。



日常の一コマ③ ケーキとソーダの組み合わせ


日本では、甘いものと甘いものを一緒に食べるのは少し抵抗がありますが、ボリビアではケーキとソーダの組み合わせが誕生日の定番です。
この組み合わせで何回食べていますが、慣れません。



番外編:1家族の1日の砂糖消費量


以前、肥満に悩む女性の栄養相談を担当した際、「1日で1kgの砂糖袋を使い切る」と話していました。確か6人家族ほどで、毎食ジュースを作るために大量の砂糖を消費しているとのことでした。
日本だったら、1kgの砂糖を買ったら半年以上、あるいは1年くらい持つと思うので、かなりの消費量の差ですよね。

ちなみに、最後の写真はミーティング中で、机に炭酸水のペットボトルがあります。彼らは私と仕事をしている人たちでもあり、砂糖が良くないと認識しているので、ジュースやコーラではなくレモンと炭酸水を出してくれました。レモンの木がオフィスにあるので、摘みたてレモンでおいしかったです。


【栄養士としての私の役割】
このような背景から、ボリビア、特に私が住んでいるサンタクルス県では、肥満や糖尿病といった健康課題が多く見られます。
私はその課題の解決に少しでも貢献できるよう、人々への栄養教育を中心に日々活動しています。幼少期からの習慣や「当たり前」を変えることは簡単ではなく、正直とても手ごわいです。
それでも、任期が終わりに近づく今、「砂糖は取りすぎるとよくないんだよね」と口にする人が少しずつ増えてきました。その変化を感じられることで、私がボリビアに来た意味を感じたり、やりがいになっています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



文責 松永 瑞希(2023年度3次隊/栄養士/サンタクルス県モンテロ市)

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