JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#26 JICA海外協力隊の折り返し地点を過ぎて【コミュニティ開発/河内】

バトンリレー第五弾!!コミュニティ開発隊員の河内です。

このwebページの名前は皆さんご存知の通り「世界日記」ですが、私は社会人になってから9年間「連用日記」を留めています。

連用日記は、1年で1冊ではなく、数年間の出来事を同じ日付の同じページに残せる日記のことです。

今日の日記を書くときに、ちょうど1年前の自分が何をしていたのかわかる仕組みになっています。

私の場合は派遣1年目を左のページに、2年目を右のページに書いています。

派遣から1年3か月が経過したので、着任3か月後の自分の感情を振り返りながら、今日の出来事や自分の気持ちを書いています。

これが結構おもしろいです。

この時の自分めっちゃ怒ってたな~」、「おお、Aさんとこの時初めて会ったんだ、懐かしい。」、「この時スペイン語褒められてうれし泣きしたんだ」とかとか。

協力隊の生活は、喜怒哀楽がもうとにかく激しいです。こんなに感情が上下左右に何度も動いたのは人生でそうないと思います。

私が協力隊に参加したきっかけは、小学校の時から国際平和・協力に興味があり、草の根レベルでの国際協力をしたいと思ったからです。

職種はコミュニティ開発で、決まった資格がなくても応募が可能でした。

今までの経験を活かして自由に発想・行動できる反面、専門性がなくて困ることもしばしば。

でも途中挫折しそうになっても、日記を通して去年の自分が助けてくれたりします。

現在、一村一品運動で、任地のオキナワ移住地の特産品であるお米を活かして、日本の反対側で泡盛を作っています。

一緒に作っている方から「あなたがいてくれたから、一歩踏み出せた」と言われたときは、ボランティアとしての役割をやっと果たせたのかなと思いました。

それは赴任してから1年してのことです。ここでの自分の存在意義を認められるまで、こんなに時間がかかりました。

大きな変革は起こせないけど、だれか一人のきっかけになれたこと、嬉しかったです。

資格を持ってなくても、だれかの人生の1ページになれる可能性がだれにでもあると思います。

国際協力に興味があるけど、何からしたらいいか分からない方、ぜひ協力隊を検討してみて下さい。

今まで見えなかった新しい自分に出会えるきっかけになると思います。

文責 河内 華(2023年度3次隊/コミュニティ開発/サンタクルス県オキナワ市)

➡➡ 続いての投稿は、同期の松永さーーん!

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