JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#36 ボリビアの朝食の定番。サルテーニャ作りに挑戦!【栄養士/近藤】

バトンリレー第14弾

こんにちは、栄養士隊員の近藤です。今回は、ボリビアの朝食で定番の「サルテーニャ」についてご紹介します。


サルテーニャとは、エンパナーダ(包み焼きパイ)の一種で、餃子のような形が特徴的。サクサクとした生地の中にジューシーなスープと、肉や野菜などの具材が詰まっています。具材は牛肉や鶏肉、野菜などバリエーションも豊かです。


帰国前にぜひ作れるようになりたいと思っていたサルテーニャ。今回、サルテーニャ教室に参加する機会を得たので、そのおいしさの秘密をお届けします!



まずは生地作りからスタート!小麦粉にラード、砂糖、卵を加えて作る、クッキーのような食感の生地です。特徴的なオレンジ色は、「アチョテ(achiote」という植物から採れる赤い色素を加えることで生まれます。

続いて具材を作ります。具材は甘辛く味付けされているのが特徴で、じゃがいもとうもろこしグリーンピースなどの野菜と牛肉または鶏肉を煮込んで作ります。クミンやオレガノ、パセリといったスパイスやハーブも使われていて、香り豊かです。(写真左上)

ジューシーなスープの秘密は「ゼラチン」。ゼラチンが熱で溶ける性質を利用し、小籠包のように中にスープを閉じ込めます。ただし、包み方が甘いと焼いている途中にスープが流れ出してしまうので要注意。実際、私を含め多くの参加者がここで苦戦しました。

実はこのサルテーニャ作りですが、1日2時間、3日間かけて行いました。1日目は生地作り、2日目は具材作り、3日目は包んで焼くといった工程です。回を重ねるごとに、参加者同士の仲が深まるのを感じました。手間暇かけて作った手作りのサルテーニャは本当に美味しく、参加者みんなで感動!

とはいえ、これだけ手間がかかることから、サルテーニャはやっぱり買うものだと考えるボリビア人は多いようでした。ですが、日本ではなかなか出会えない味。だからこそ、自分で作れるよう、頑張って練習したいと思っています。

最後にはなりますが、ボリビアの朝食の定番であるサルテーニャ。ボリビアにお越しの際はぜひお試しください。

文責 近藤 真美(2023年度4次隊/栄養士/サンタクルス県サンタクルス市)

➡➡ お次は理学療法士隊員が執筆します。

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