2025/07/18 Fri
人 生活 自然
#43 東京生まれ・東京育ちのボリビアホームステイ生活【小学校教育/藤田】


Hola!(こんにちは)バトンリレー第21弾を担当します、2024-1次隊の藤田美桜です。
私は現在「ボリビア第3の都市」と呼ばれるコチャバンバ県…から車で3時間離れたミスケ市というところで、ホームステイをしています。
現在のボリビア隊員の中で、ホームステイをしている隊員はあまり多くありません。(11人いる同期隊員の中では私が唯一です!)そのため、今回はボリビアの片田舎でのホームステイ生活について少しご紹介したいと思います。
↓ 自室からの景色 ↓
はじめに、タイトルで【東京】感を出しすぎてしまいましたが、私は23区外出身です(笑) そこまで都会暮らしをしてきたわけではありません。ただ、マンションかつ団地育ちの私は、いつからか〈一軒家〉〈大きな庭〉〈近所の人と野菜をわけあいっこする〉みたいな暮らしに憧れるようになっていました。
そして、ボリビアに来てはや10カ月、なんとその暮らしが実現できているのです!(まさかボリビアでとは思っていなかった)
ということで、今回はボリビアホームステイ生活で衝撃を受けた3選をお送りします。


①【自然とともに生きる】
朝は、鳥のさえずり・川のせせらぎ・犬の遠吠え・牛の鳴き声によって起こされます。アラームで起きたことは一度もありません。というか、こちらに来てアラームをセットしたことがありません。寝過ごしたこともありません。毎朝必ずいずれかの生き物が私を起こしてくれます。
さらに、生ごみは基本的に庭の一角に置いておきます。ゴミ箱には捨てません。
洗濯を干すのも、庭です。雨が降るかどうか見極めつつ、週に2回ほど洗濯をしています。雨季はかなりリスキーで、寝ている間に雨が降っていた、というパターンが頻発しましたが、「仕方ない」という精神でそのまま乾くまで干しておくしか解決方法がありませんでした(笑)
②【誕生日は一日がかりで祝う】
3月に私の誕生日がありました。普段通り起床してキッチンへ向かい、朝食を作っていると…「Mio、何しているんだい?」との声が。「???」と思いながらリビングに連れていかれ、テーブルを見るとパーティー仕様になっていたのです。(ケーキ・サンドイッチ・ジュース・プレゼントなどなど)
驚きと感謝の言葉を述べていると、普段から仲良くしている先生や配属先の児童も来てくれ、ド平日6:00AMから若干ローテンションのバースデーパーティーが始まりました。(8時に学校の授業が始まるので、この時間設定)


昼ごはん・夜ごはんもできうる限りの人を集めて一緒に食事をし、とても賑やかな誕生日を過ごすことができました。全員、「日付が変わるまで誕生日よ!」と言いながら去っていくのは、ミスケならではなのでしょうか?
③【訪問者多数】
ホームステイ先が、配属先の先生の家ということもあり、ほぼ毎日誰かが訪問してきます。日本では誰かを家に招く機会はそこまで多くなかったので、とても新鮮な毎日です。
夜遅くまでお酒を飲めるようなレストランなどがほとんどないミスケ市では、何かイベントがある際は我が家が二次会会場と化します。先日、Dia del maestro(先生の日)を祝うために前夜祭がありました。
8:00~13:00 通常通り学校・授業
15:00~23:00パーティー会場を貸し切って、食事・ダンス
これだけでもアクティブすぎるくらいですが、
その後、23:30頃に仲良しの先生たち10名前後が我が家にやってきました。
私はその日に熱を出して寝込んでいたので写真等は一切ないのですが、二階でうとうとしながら先生たちの声だけを聞いて、こんな階下をイメージしていました↓
翌朝、リビングに降りると、空いたワインのボトルやビールの缶が大量にあったので、実際にこんな感じだったと思われます(笑)それでも、先生たちはしっかり次の日も朝から通常通り仕事をしていました。すごい………
以上、ホームステイならではの経験3選でした。いかがでしたでしょうか!
コチャバンバ県に住む他の隊員と頻繁に会えない、という寂しさはありますが、ミスケ市に配属されて本当によかったな、と感じる毎日です。
おそらく最初で最後のホームステイ生活を今後も楽しんでいきます!!
文責 藤田 美桜(2024年度1次隊/小学校教育/コチャバンバ県ミスケ市)
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