JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

"Mogwanto" 最終試験のお祝いパレード

Dumelang.

みなさん、こんにちは。

首都からバスで1時間のラモツワにある小学校で活動している菊地です。

最近は晴れの日が続いていて、洗濯物がよく乾くので嬉しいです。ボツワナの乾燥した気候に感謝ですね。

ボツワナの小学校は1月が年度初めになります。

12月からの約1ヶ月のお休みが終わり、今年は114日に始業式がありました。

さて今回は、先日活動先(小学校)で開催された「最終試験のお祝いパレード」についてお伝えしたいと思います。

ボツワナの小学校では、毎年10月に7年生(小学校の最終学年)の卒業試験が行われます。

PSLEPrimary School Leaving Examination)と呼ばれるこの試験では、「ツワナ語、英語、算数、社会、理科、農業、宗教と道徳教育」の7教科、9科目(ツワナ語と英語は2つのテストがある)が行われます。

7年生は、年度初めからその試験に向けて勉強に励みます。

今年度、学校が始まって最初の金曜日に「最終試験のお祝いパレード」が行われました。

その理由は、活動先である小学校の7年生の最終試験合格率が973%だったからです。

ボツワナの小学校では試験の点数によって、AE5段階で子どもたちの評価がされます。

A 80%以上、B 6579%、C 5064%、D 3049%E 029% 

ACが合格なので、昨年度の7年生はその割合がとても高かったということになります。

ただその結果を残した7年生はすでに卒業して中学校に行っているので、残念ながら今回のパレードには参加していません。

パレードでは、新4年生から新7年生が横断幕や画用紙をもって、ラモツワの街中を歌いながら練り歩きました。

P1170032.JPG

事前に警察に連絡を取り、当日はパトカーに先導してもらいながら1時間の距離を歩きました。

子どもたちは歌いながらのパレードなので最後の方は疲れていましたが、引率の先生達が子どもたちを鼓舞して、最後まで何とか歩ききっていました。

当日は曇天だったのもラッキーでしたね。

学校に戻ってから、全校参加のちょっとした式典が行われました。

その日は式典後に給食を食べて下校だったので、子どもたちは嬉しそうでした。

P1170057.JPG

私は当日子どもと共に歩いただけですが、警察への事前連絡や横断幕の発注、式典に参加する来賓の方々への連絡など、私の知らないところで様々な準備がされていたのだなぁと思います。

始業式前日の職員会議で、このパレードについての話題が初めて出てきたので、全ての準備は学校が始まってからの4日間に行われたと思います。

ボツワナではよくあることですが、「イベントまでに何とかする」という現地の人々の精神を改めて感じた出来事でした(^o^)

今回も最後まで読んでくださったみなさん、Tanki thata

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