2025/01/18 Sat
イベント スポーツ
2つのイベント
Dumelang!! バドミントン隊員の福田です。
Ngwaga o mosha!!(ツワナ語:あけましておめでとうございます)真夏に迎えるクリスマスや年末年始は不思議な感覚でしたが楽しく過ごせて温かい気持ちで新年を迎えることができました!今回は少し遡ってしまいますが、11月下旬に実施された2つのイベントについてお話させていただきます。
①Handover Ceremony(バドミントン用具引渡式)
外務省の「スポーツ外交推進事業」として、日本バドミントン協会よりラケット、ラケットカバー、シャトル等をボツワナバドミントン協会に寄贈していただきました。引渡式はナショナルスタジアムにて盛大に開催され、大森駐ボツワナ大使(2024年11月現在)よりボツワナバドミントン協会会長に寄付品を贈呈していただきました。(外務省HPに掲載していただきましたhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/ep/pagew_000001_01143.html)
後日、数名の選手にラケットを手渡すことができました。選手たちがとても喜びながらラケットを使用する姿を見て私自身も非常に嬉しくなりました!途上国への物資の寄付に関しては賛否両論があると思います。日本のように水鳥シャトルや機能性の高いラケットを国内で購入することができないボツワナにとって、今回のように寄付いただいた用具は選手たちのモチベーションとなり技術向上につながると感じます。寄付してくださった日本のバドミントンプレーヤーの方々には心から感謝しています。皆様への感謝を忘れないことと用具を大切に使用することを選手たちに伝えながら、今後も手渡していきたいと思います。
②Botswana International(国際大会)
本大会はボツワナで開催される唯一の国際大会です。世界バドミントン連盟(BWF)が管轄している大会では最も低いグレードの大会(Future Series)となりますが、ボツワナを含めて10カ国から選手が参加していました。ボツワナの選手たちにとっては他国とのレベルの差を感じる悔しい結果となりましたが、国際大会に出場できたことおよび今大会に向けて2ヶ月間継続的に練習できたことは大きな収穫でした!
また、個人的にもコーチとして今大会に帯同させていただけたことは貴重な経験となりました。かつてJICA海外協力隊を含む日本人コーチから指導を受けた経験のあるモルディブやスリランカの選手たちの活躍を目の当たりにして、自分の任期後を見据えながら活動することも大切だなと改めて感じました。
練習して大会に出場して課題を見つけてまた練習して次に繋げていくという日本では当たり前のように行なっていたことが、ボツワナではなかなか難しいのが現状です。昨年は当初計画されていた大会が予算の関係などで中止になることが多く、国内大会は2回のみの開催となりました。私の力では変えることができない課題が多いですが、一緒に頑張っている選手たちの努力を結果に結びつけられるように、モチベーションが保てるように何ができるかを考え行動していきたいと思います。
早いもので任期も残り1年となりました。ボツワナをもっと堪能しながら選手とともに引き続き頑張ります!
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