JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ハラハラ、ドキドキ、国内大会

 Dumelang!! バドミントン隊員の福田です。

 今月初旬に待ちに待った国内大会が開催されました!約半年ぶり、今年2回目の国内大会となりました。(この半年間、他の大会も開催予定でしたが次々と中止になってしまいました…涙)今回はボツワナの国内大会で驚いたことについてお話しします。

・急ピッチな大会準備と突然の日程変更

 まず大会開催のアナウンスが約3週間前にされ、エントリー受付は約2週間前に開始されました。当初は10月最終週に開催される予定でしたが、約1週間前に会場が準備できないという理由で11月初旬に延期となりました。日本では味わうことのない急ピッチな大会準備と唐突すぎるスケジュール変更に「本当に大会は開催されるのだろうか」とドキドキしました。

・存在しないタイムテーブル

 日程は決定したもののタイムテーブルが存在しないため、何時から試合開始なのか前日夜まで分かりませんでした。前日19時頃にFacebookにおいて「明日14時受付開始、15時試合開始」とアナウンスされました。試合初日は金曜日だったため、「平日なのにみんな本当に来られるのだろうか」とハラハラしていましたが、選手たちは無事に集まり試合が開始できました!しかし予定より1時間遅れの16時頃に試合は開始され、17時終了予定でしたが初日は19時頃に終了しました。2.3日目は8時試合開始と会場でアナウンスされたため、8時前に体育館に行くと運営の方々はほとんどおらず結局9時頃に開始されました。ボツワナ生活も10ヶ月ほど経ちますが、いまだにこの時間の感覚に翻弄されています。笑(彼ら曰く「ボツワナタイムはフレキシブル」だそうです)

・ハードすぎる最終日

 男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルスの5種目が実施され、ほとんどの選手が3種目に参加していました。最終日は全種目の準決勝・3位決定戦・決勝が実施されました。実力のある選手は3種目とも残っており、休憩はあるものの6試合を忙しなくおこなうためハードなスケジュールとなっていました。「怪我だけはしないでほしい」と祈る気持ちでハラハラしながら見守っていました。大きな怪我をする選手は出ずに無事に試合を終えることできて一安心でした。

 他にも、線審がおらずセルフジャッジ(決勝のみ線審および得点板あり)であったり、3位までには賞金があったり、ナイロン球を使用していたりなど日本の大会とは異なる点が多くありました。

 様々な違いや時間のフレキシブルさはあったものの、無事に試合が開催され選手たちがプレーできたことは本当に良かったと思います!選手たちの目標設定やモチベーションの維持、課題発見や技術向上などを考えると試合ができることはすごく重要であるとひしひしと感じております。前述の通り大会数が少ないため、多くの選手が試合直前だけ練習をして終了後は練習をしないのが現状です。競技力向上のために派遣していただいたので、選手たちが継続的に練習できるようにあの手この手を駆使しながら頑張ります!

 来年以降はもっと試合の機会が増えることを切に願いつつ、選手たちを鼓舞しながら一緒に挑戦し続けたいと思います!

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