JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

"Sports Event" ミニ運動会

Dumelang.

みなさん、こんにちは。

首都からバスで1時間のラモツワにある小学校で活動している菊地です。

最近は暑い日が続いているのですが、夕方から夜にかけて雨が降ることが多く、私の任地では断水や停電があることもしばしば。水や電気のありがたさを感じる日々です。

さて今回は、先日活動先(小学校)で開催した「ミニ運動会」についてお伝えしたいと思います。

ボツワナの小学校では、日本でいう体育・音楽・図画工作が一つの教科にまとめられています(CAPACreative and Performing Arts)。そして、そのほとんどが座学のみで、実際に体を動かしたり、歌を歌ったり、絵を描いたりということは行われていません。

そこで、学年末テストが終わったタイミングで何か運動のイベントができたらなぁと考えていた私。最初は柔道隊員を招いて、子どもたちに日本文化を伝えられたらと考えていましたが、体育分科会の皆さんが来て運動イベントを開いてくれることになりました。

計画段階では、「柔道・体つくり運動・バトミントン」を2年生から6年生の子どもたち向けに体育の授業形式で行う予定をしていました。しかし、配属先の校長先生に伝えたところ、全校児童を外に出して「運動会」的なものを開いてほしいとの話がありました。この話があったのが開催1週間前!

急遽それを体育分科会の皆さんに伝えて、各学年の競技や当日の流れ、役割分担等を決めました。

各学年の競技は以下の感じになりました。

午前:①プレ(5,6歳の就学前の児童)、1、2年生が短距離走 ②34年生がフラフープリレー ③56年生がバトミントンリレー

午後:56年生の教室で柔道の紹介

前日に「運動のできる服装で登校するように」との連絡を各教室でしてもらい、準備万端。

いよいよ迎えた当日。

子どもたちは朝からそわそわしていました。

みんなで運動することはめったに無いですし、私以外の日本人が学校に来ることもほとんど無いですからね。

そして始まった「ミニ運動会」!

準備運動から始まり、各学年の競技が比較的スムーズに行われていきました。

プレ、12年生の「短距離走」は、30mほどの距離を一生懸命に走る姿が微笑ましかったです。

子どもたちの整列や移動は、現地の先生も手伝ってくれました。また先生たちも競技に参加して、一緒に楽しんでくれました。

PB270093.JPG

34年生の「フラフープリレー」は、二人でフラフープの両端をもって走るというものでした。

ペアの子を置いてきぼりにして走ってしまう子の姿もちらほら見られましたが、ほとんどの子どもたちがペアの子と息を合わせて走ることができていました。

PB270091.JPG

最後の56年生は「バトミントンリレー」をしました。

バトミントンのラケットにシャトルを乗せて走るのは結構難しく、シャトルを落とさないようにゆっくり走る子・ラケットを少し斜めにして思いっきり走り、勢いで乗り切る子など。みんなそれぞれ工夫しており、その様子を見るのも興味深かったです。

PB270118.JPG

午前中で大満足の子どもたちでしたが、午後は柔道隊員から56年生向けに「柔道」の授業をしてもらいました。

柔道の歴史や、帯の色、礼の仕方など、体験しながら日本文化に触れる機会になり良かったなぁと思います。

PB270216.JPG

今回のイベントは、子どもたちが全員参加できたこと、そして楽しんで運動する姿を見られたことが何よりも嬉しかったです!

現地の先生たちも協力的に動いてくれたのでそれも大変助かりました。

また、急の変更にも関わらず前向きに色々動いてくれた体育隊員の皆さんにも感謝です。

今回のイベントに携わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

まずは年に1度でも良いので、現地の先生たちでこのような運動の機会が設けられると良いのになぁと思った1日でした。

最後まで読んでくださったみなさん、Tanki thata

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